16話 ページ16
もちろん、モンブランは美味しいけど今の私に味を楽しむ余裕はあるはずがない…
最後の1口を食べ終える。
何度津田さんに感情が揺さぶられたか分からない、でも心地は良かった。
…こんな時間をずっと過ごしていたい。ふと、頭の中にそんな考えが浮かぶ。
「Aちゃん、そろそろ出よっか」
津田さんの言葉で現実に戻される。
「あぁ、会計済ましてくるから待ってて」
流石に奢りは、と思いバッグに手を伸ばす。
「俺が誘ったんだし、これくらい甘えてよ」
眉を下げて笑う津田さんに、私は従うしかなかった。
『それじゃあ…ご馳走様です』
津田さんは私の言葉を聞いて大きく頷いた。
お支払いを済ませこちらに戻ってくるのを見て、この時間が終わろうとしている事を嫌でも感じてしまう。
「お待たせ〜。行こうか」
ドアを開けると店内は傾いた陽の光で染まった。
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reren(プロフ) - 夕さん» コメントありがとうございます。正しくその通りです。自分では気づかないこともあるので御指摘本当に感謝致します(><) お読み頂き嬉しいです!ありがとうございます。 (2月17日 1時) (レス) id: f9bc992b4f (このIDを非表示/違反報告)
夕 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 15話のここの部分 関節キスが……なんて言えるわけがない。 これ正しくは間接キスが......ではないんでしょうか? (2月16日 0時) (レス) @page15 id: 6d33361b7d (このIDを非表示/違反報告)
reren(プロフ) - 虚無さん» ずっと待っていただいてました??(><) 申し訳ないです。学業の方が忙しくて全く更新できてませんでした🥲 この作品もですが、新作も考えているのでこれからもお付き合いくださると嬉しいです! (5月30日 10時) (レス) id: f9bc992b4f (このIDを非表示/違反報告)
虚無 - ヤッター更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! (5月29日 21時) (レス) id: 4a11fac183 (このIDを非表示/違反報告)
reren(プロフ) - 蜂蜜姫さん» 楽しんでいただけてすっっごく嬉しいです!ありがとうございます!色々重なりに重なって更新できてませんでしたね…近いうちにまた更新します!これからもよろしくお願いします🙇⤵︎ (2022年12月26日 16時) (レス) id: f9bc992b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つた。 | 作成日時:2022年10月13日 0時