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「……入場料高くするのなら、中のフードやアトラクションが安いなら」
「ドリンクはせめて無料とか」
大倉「はぁ？」
取引先「あはは」
「それか、他には無い目玉を作るとか」
「世界初！みたいな」
大倉「……はあ」
ため息で我にかえる
取引先「すっごい楽しそうに話すね、久しぶりにそんな子みた」
「あ、」
取引先「頑張ってもらおうかな」
大倉「えっ」
帰りのタクシーの中
大倉「キセキ起こったな」
「びっくりしました」
大倉「あの人変な人やから嫌やってん」
「そうですか？」
大倉「そうやねんって、ほんでここ曲がるん？家」
「はい、そこです」
大倉「え、これ？」
「はい、なんでですか？」
大倉「俺、その横のマンション」
「えーー、最近できたタワーマンション……これのせいで日当たり最悪になりましたよ」
大倉「しらんやん」
「ま、そうですね」
大倉「俺もここで降りるわ」
…………
「では、お疲れ様でーす」
大倉「はーい」
「あれ？」
大倉「は？」
「鍵無いです」
うわー、会社だわ
23時からまた会社戻りたく無いー
大倉「………会社？」
「はい……」
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作者名：ルン∞
| 作成日時：2018年4月4日 16時
