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２人の家に帰って
大倉「そんな辛かったんやな」
「違う」
大倉「え？」
「あんなに大事にしてくれる人を…騙しているのが…」
ソファに座る私の目の前にしゃがんで、顔を覗き込み優しく髪を撫でた
大倉「こういう時って、干渉し合わないとかもうええ？」
「え？」
大倉「…ええやろ」
高そうなスーツを着て、涼しい目をしている人の胸は凄くあたたかかった
ギュッて背中に回した手に力を入れた
大倉「契約結婚やとしても、ちゃんと守るくらいさせて」
「……それは無料ですか？」笑
大倉「お金はあるからな、俺」笑
笑って、顔を見合わせて
ふと時間が止まった
そっと顔が近づく……
ピンポン
ピーンポーン
大倉「……はぁ、誰や」
モニターに映し出されたのは幼なじみ達で
今日はお前珍しく熱くなってたやん
今日の放送はなかなか男前やったでー
とか冷やかされて、結局お祝いやーとかまたあつもの飲みが始まった
素敵な仲間がいて、素敵な家族がいて
凄く魅力的な人だと
思う
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作者名：ルン∞
| 作成日時：2018年4月4日 16時
