男●性●恐●怖●症【国見英】 (ページ5)

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charm＊appeal…4 ページ5

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花「…あれ、何かきた」

スマホが震える感覚に、花巻は再度ポケットから取り出す。

トークアプリには、【2】と通知がきていて、不思議に思った。

花「部活時間中に来るなんて珍しいな」

アプリをタップすると、

A :我、今追跡【1】

国見:今追跡(笑)をsjdmtでjmけど【1】

　

花「……どゆこと？」

及「あれー？マッキーどうしたの？」

花「…いや、何かAと国見からきたんだけど……」

及川にトークの画面を見せると、及川は不思議そうに頭を傾けた。

及「どっちが追われて、どっちが追ってるのか分かんないんだけど」

花「だよな」

「Aちゃんは本当にハショるね」と及川はボールを床に打ち付ける。

花巻は、国見の誤字り方から、追われているのは国見の方ではないかと推測し、

マッキー:A、お前今どこにいる？

と送った。

ピコン♪

A:体育館逃。助

あ、Aが追われてるわ。

花「なんで！？アイツ何したの！？」

経緯が掴めないなりに、Aを助けに行こうとする花巻。

及「助けに行くの？別に国見ちゃんだから大丈夫じゃない？」

呑気な及川に、花巻は真剣な表情を見せた。

　

花「………色々あんだよ」

及「………」

急いで体育館の扉を開けて出る、と…

花「ぐ…ｯ！？」

及「えっ」

花巻は低く唸った。

　

国「お、まっ…逃げんなよ…」

貴「…っはぁ…はぁ」

花巻「…お、お前らｯ…何して…」

花巻を盾に繰り広げられる冷戦に、バレー部一同は興味深そうに、次々と集まった。

Aはすぐさまスマホを取りだし、メッセージを打つ。

それは、秒速で花巻のスマホに届いた。

A:我、脅迫。センター分け長身、悪魔

花「…………

くにみん。お前何したんだ」

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