さんじゅうご(・ー・) ページ38
貴「え…」
ヒナミ「嘘でしょ、って顔してる(笑)でもね、本当なの。ヒナミね。お姉ちゃんいなくなったら寂しい」
驚きを隠せない私に、優しく語りかけていくヒナミ。
ヒナミ「お姉ちゃんがいない毎日なんて楽しくないし、考えたくもない。でもね…お兄ちゃんはそれ以上だと思うの」
貴「……」
ヒナミは何が言いたいの…?
だってカネキは亜由が好きなんでしょ?
だったら私なんて、もう関係ないじゃん
すると、ヒナミは立ち上がり、ドアまで歩いて一度こちらを振り向いた。
ヒナミ「髪乾かしてくれてありがとう。早く、気づいてあげてね」
それだけ言うと、静かにドアを閉めて出ていった。静まりかえった部屋は何だか無機質で。
貴「ヒナミや月山には分かって私には分からないことって何だよ…」
ムシャクシャして頭を掻いても、私の悩みは消えてくれなかった。
_________
万丈「お、A。おはよう」
貴「おはよ」
大きなあくびをしてソファーに座ると、昨日の痛みがないことに気づく。
貴「あ、治ってる」
包帯を取ってみても、キレイさっぱり傷は消えていた。
万丈「Aがそんな怪我負って帰ってくるなんて初めて見たぞ俺は」
貴「相手の白鳩も結構な腕だったんだよ。ていうかカネキとヒナミは?」
万丈「あぁ、『お仕事』だよ」
貴「……ふーん」
私に黙って行くなんて珍しい。
でもヒナミ達がいないんじゃ暇だなぁ…
ピコン♪
万丈「…メールか?」
貴「うん。誰から…」
画面をスライドすると、『亜由』という文字。
少しムッとしながらもメールを開く。
もし、『告白オーケーされちゃった』とかいう自慢メールだったら即、連絡先消してやるんだから。
強気になってメールを読む。
『話したいことがあるんだ。公園でまってるから』
…それだけ?
話したいことって何さ。長くなるなら電話で良いのに…
ちょっとの警戒心を抱きながら、仕方なく出かける支度を始めた。
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白龍 - りゅうり@なゆさん» やっほー(^O^) 開いてもらえないからネットからこめんとさせてねww (2015年1月26日 21時) (レス) id: d169810906 (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - りゅうり@なゆさん» なるほどなるほどp(^_^)q頭の中に入れておくよ笑更新楽しみにしてますぜ! (2015年1月25日 20時) (レス) id: f3012756ec (このIDを非表示/違反報告)
りゅうり@なゆ(プロフ) - 白龍さん» そうだぉ!梟討伐作戦のときにまた絡ませてやろうと思う (2015年1月25日 20時) (レス) id: a73cd02181 (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - りゅうり@なゆさん» そうなんだよぉ〜!続編も読んだよ!てか、ジューゾーはなんなの?主人公がすきなのかな?あれは。 (2015年1月25日 20時) (レス) id: f3012756ec (このIDを非表示/違反報告)
りゅうり@なゆ(プロフ) - 白龍さん» おぉ!おかえりぃ~。白龍ちゃん全然来ないからシュン↓↓って感じだったwロックかけられてるとゎ、大変ですなぁ (2015年1月25日 19時) (レス) id: a73cd02181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りゅうり@なゆ | 作成日時:2015年1月12日 2時