にじゅうなな(・∀・) ページ30
プルルルル…プルルルル…
貴「もしもし?」
『あ、もっしもーし!A?あのさぁ〜…今日カネキさんと会えないかなぁ?』
貴「…また?」
『そんなこと言わないでさぁ〜…』
あの日から、毎日毎日亜由から連絡がくる。
会わせてくれ会わせてくれってうるさいのだ。
貴「だから…カネキは忙しいんだよ」
『え〜…そこを何とか………』
さすがにイライラして、いい加減にして、と言おうとすると後ろからカネキの声がした。
カネキ「A〜?あれ、電話中だった?」
『え!今のカネキさんの声だよね?頼んでみて!おねがーい…』
貴「え…………と………」
チラッとカネキを見ると、どうしたの?と言いたげな顔で首をかしげた。
貴「亜由が………カネキに会いたいんだって…で、でも!カネキ忙しいから((カネキ「いいよ。何時から?」……え………」
亜由と会うの…?
ズキン、ズキンとうるさい胸に手をあて、再び携帯に声を向ける。
貴「亜由?カネキがね…いいよって…」
『ホント!?ありがとうA!じゃぁ1時から………』
そのあとはよく聞いてなかった。
適当に相づちをうって話を流す。
じゃないと何かが溢れてきそうで。
必死に必死に堪えた。
カネキ「亜由ちゃん、何って?」
亜由ちゃん……
もう名前で呼んでるの…?
貴「い…1時から最寄り駅に集合だって…あと30分しかないから、早く支度しなよ」
カネキ「え、Aは行かないの?」
うるさい…
貴「行かない……」
うるさい……
カネキ「え、でも…」
うるさいっ……
貴「うるさい!!」
カネキ「A…?」
叫んでしまったことに自分でも驚いた。
_____…何やってんの私…
貴「ごめん。ほら、早く行きなよ。亜由、待ってるよ…」
そう促すと、切なそうな表情を浮かべるカネキ。
何でよ…意味わかんない…
しばらくすると、「いってきます」というか細い声と、玄関を開ける音が聞こえた。
…行っちゃった…
貴「……辛いなぁ……」
なんでこんなに痛いの…
444人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京喰種」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白龍 - りゅうり@なゆさん» やっほー(^O^) 開いてもらえないからネットからこめんとさせてねww (2015年1月26日 21時) (レス) id: d169810906 (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - りゅうり@なゆさん» なるほどなるほどp(^_^)q頭の中に入れておくよ笑更新楽しみにしてますぜ! (2015年1月25日 20時) (レス) id: f3012756ec (このIDを非表示/違反報告)
りゅうり@なゆ(プロフ) - 白龍さん» そうだぉ!梟討伐作戦のときにまた絡ませてやろうと思う (2015年1月25日 20時) (レス) id: a73cd02181 (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - りゅうり@なゆさん» そうなんだよぉ〜!続編も読んだよ!てか、ジューゾーはなんなの?主人公がすきなのかな?あれは。 (2015年1月25日 20時) (レス) id: f3012756ec (このIDを非表示/違反報告)
りゅうり@なゆ(プロフ) - 白龍さん» おぉ!おかえりぃ~。白龍ちゃん全然来ないからシュン↓↓って感じだったwロックかけられてるとゎ、大変ですなぁ (2015年1月25日 19時) (レス) id: a73cd02181 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りゅうり@なゆ | 作成日時:2015年1月12日 2時