803（taka） ページ44
腕の中の彼女を見つめて思う。
幸せになろうな
幸せにしてやるからな
…ずっと一緒に。
風呂から出た後。
そのままの勢いで覆いかぶさる俺に
A「…激しくしないで。声、がまんできない」
と潤んだ目で訴えてくれたA。
煽りだとしか思えないよ？
ガマンなんてする必要、ないもん。
taka「…親父なら熟睡してるし、たとえ俺らの声がしたってさ…何か言うと思う？」
ムッとした表情…かわいい。
反論される前にへの字口をふさぐことにした。
taka「ちゃんと…気持ちいいって言えよ…？」
彼女の中へ押し入って、ゆっくり腰を揺らす。
ふるふる首を振るからキスできねぇじゃん(笑)
ま、いーや。
どんどんスピードをあげていけば、声もガマン
できなくなるでしょ。
何度もAの中で達して。
ガマンしきれずに漏れた声に…興奮した(笑)
久しぶりだもんなぁ！燃えた！
満ち足りた気持ちで、Aを抱きしめる。
A「たかひろ…すき…」
半分寝てんじゃない？ってくらい、まぶたが
落ちてるけど(笑)
taka「俺も。すきだよ、A…」
愛しても愛しても、まだ愛があふれてくる。
きみをあいしたい。
まだあいしたりない。
だからずっと、ね。
早く言いたいな。
照れずにさ。
朝が来て、こいつが仕事に出かけたら。
俺は決行する。
一世一代の
プロポーズを。
どんな顔するかな。泣くか(笑)
サプライズに弱いAの、驚く顔や感極まって
飛びついてくるのを想像する。
taka「とりあえず、寝よ…」
何も知らずに眠るAをもう一度、抱き寄せる…
A「貴寛さ〜ん？おはよう！ねね！起きて！」
…あんなにくたくたに寝てたのに、元気だな。
なに、と顔だけ向ける。
A「お義父さんがねっ、パン、作ってくださってるのっ！！いい香り〜！朝ね、キッチン行ったらね…」
朝からマシンガンみてぇに話し出す(笑)
香り…ここまではあがってこないよな…
A「私もホームベーカリーほしいなっ！もうすぐできるんだって！だから、起きて！」
taka「…グルテンフリーかな」
A「えっ？貴寛さんなに？」
作ってくれるんなら
そこ、重要になってくるんだよね…
まだ眠い目をこすって、起きることにした。
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年6月11日 0時
