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taka「写真撮ろうよ！」
食事も無事終えて。
まだこれからお酒も進むのかと思いきや、あまり
飲まないみんな。良太くんと智也くんは少し
顔が赤いかな(笑)。
そして。
貴寛さんからの、突然の提案。
みんなはええねー、なんて笑ってそれぞれの
スマホを手にしてる。
私ももちろんいいと思う。思うんだけどね？
taka「Aは真ん中。お父さんは隣。で、俺も隣。
じゃあまず三人で頼むわ」
亨くんにほい、と自分のスマホを渡してる。
…真ん中ってどうしてだろ。ちょっとはずかしい。
taka「二人ともいい笑顔でね？ほらA、顔ひきつってるよ(笑)。笑えって…」
指先で私のほっぺと鼻先をつんつんしてから笑う。
そうは言いますけどね…
隣のお義父さんも微笑んでらして。
森「Aさんの笑顔は貴寛を幸せにしてくれるからね。いつも一緒にいるときみたいに笑えばいい」
…やばい。泣きそう。
toru「ほないきまーす！三人ともええ顔でー！」
シャッター音がする前に、そっと肩にかかる
二人の腕。ふふっ。
toru「ん。どうやろ？貴寛」
亨くんが貴寛さんに見せてる…私もそっと覗く。
わあ…はずかしいけど…
taka・森「いい笑顔だね」
A「はいっ！ありがとうございます！」
それからは撮影タイム。
私がお義父さんとみんなを撮ったり、お義父さんが
撮ってくださったり。
楽しい時間が過ぎていく。
taka「よし。オッケ！みんなありがとう。じゃあ本格的に飲み、始めますか！！」
酔いすぎないようにしてたんだね…
ま、いっか。
こうして撮った写真が、どこで使われるのか。
まさか世界中に拡散されるものだなんて…
この時は思いもしなかったんだけど、ね…
taka「おまえら今日泊まっていけば？寝る部屋あるし雑魚寝できるから(笑)」
嬉しそうに良太くんの肩をたたく貴寛さん。
もともとそのつもりだったのか、誰も何も言わずに
お酒を飲み続ける。
A「貴寛さん。お部屋の準備、大丈夫？」
まだこれから盛り上がるから先に…
taka「いーよ。後は好きにしていいって親父がね。騒ぎすぎないようにすれば。ほら、飲も…」
ほろ酔いの少しふわふわした体がそっと近づいて。
ぼそぼそと耳打ち…
taka「…今日はお預けな？また…あーしーたっ」
A「った！貴寛さっ？！ん…てば！」
…すぐにみんなの所へ歩いていくから。
顔が火照っちゃったじゃん…もう…
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年6月11日 0時
