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マイファス 「ええええっ？！？！」
控え室に響く、3人とマネージャーさんの声。
急に出て行って何事かと心配していたらしいけど。
またも衝撃？の事実を聞かされ…(笑)
nobu「お、お姉さん…っすか。へ、へえ…」
kid'z「そうなんだ…お姉さん…」
hiro「義理の、ね。一番上の兄の、ね？Aちゃん」
…何気に呼ばれると、なんだか照れる(汗)
この兄弟はホントにもう…(笑)
hiro「なんなら姐さんのほうでもいいよ？みんなで呼ばない？」
A「ちょっと！！イジるのやめてくれない？おねーさんなんだからね！ひろくん！」
そうそう！
ライブに来てるんだからね！！
リハーサルはすでに終わってるみたいで、お友達が
訪ねてきたり談笑したりとリラックスしてる。
貴寛さんたちも…フェスのときはそうだったな…
ふっと寛樹くんが部屋を出ていく。
teruくんが、私に微笑みながら話しかけてくれた。
teru「Aさん。今日はホントにありがとうございます。って、瑠乃ちゃんにもお礼言わないと。…アイツ、寛樹ですけど、すっげぇ頑張ってて。親とか兄貴とか…いろいろまわりに言われることが多くてキッツい時期とかあったんです」
一呼吸おいて。
teru「俺らも色眼鏡で見てた部分は多少あったし…ぶつかって最悪な時期もあったんですけど。こうやって頑張って、少しずつハコもでっかくなってんですよ。まだまだですけどね。だから…」
kid'z・nobu「これからもお願いします！」
teru「っお前ら！！もーっ(笑)！いいトコ持ってくなよぉ！！」
…バンドって、すごい。
不意に思う。
貴寛さんたちも、今でこそあれだけたくさんの人を呼べるモンスターバンドだけど。
決して順風満帆ではなかったって…雑誌やネットで知って。
寛樹くんたちも、いろんな苦労を重ねてここまで
きたんだ…
ご両親と、貴寛さん…特に貴寛さんとは同じ道を
選んで。
…なんかもう、異次元一家だ(笑)
私、すごい人たちと…家族になるんだ…(笑)
瑠乃「Aちゃん。そろそろ行こうか」
気づけばもうこんな時間。
開始30分前。
hiro「ちゃんと目に焼き付けてって。俺らのこと」
戻った寛樹くんが、笑って。
メンバーさんもニコニコしてる。
A「頑張って！」
それだけしか言えないけど。
グッと握りこぶしを作って、笑った。
ライブが、始まる！！
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年6月11日 0時
