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突然のLINE。
早番の仕事を終えてスマホを見ると。
琉乃明日、時間ありますか?お話したいことがあるの。
めずらしい相手だった。
つきあいだったけど。
ときどきLINEをやりとりしていて、ごはんを食べに
行く約束はするものの。
タイミングが合わずに今まできてた。
だから迷わず…でも先に貴寛さんに伝えておこう
かな…今向こうは…よ、夜中…
うん、夜中、だなぁ…
でも…かけてみる。
taka「はーい！！A？？なになにどしたー？」
…テンション、高い(笑)
曲作りで煮詰まってハイになることもなくはない
けど…でもなんか、うれしい！
A「貴寛さん！こんな時間にかけちゃってごめんなさい。あのね…」
かくかくしかじか、琉乃さんに誘われてることを
話す。
taka「…いや、まぁいいんだけど。女子の友情って不思議だわ(笑)。仲いいのはいいけどね？ってかね…大丈夫なの？」
…想像通りの反応だ。ふふっ。
今までLINEでやりとりしていたことや、なかなか
タイミングが合わなかったことも話して。
A「彼女、忙しい人だから…会うなら明日しかなくて。いい？」
taka「俺の許可なんていらないでしょ。友達じゃん、おまえの。でも、ま。報告してくれるのは…悪くないな。上出来。行ってらっしゃい！」
友達、だって。
ちょっとうれしい。
A「貴寛さんっ、ありがとうっ！大好きっ！」
taka「はいはい、知ってるよ。俺もね、大好きー！」
…言わせてる感があるんだけど(笑)
良かった。
早速、琉乃さんにLINEして…っと。
ちょうど休みだし。
服、新しいの買おうかな？
おしゃれな彼女にはもちろんかなわないけど。
よし、そうしよう。
こうして初めて彼女に会うことになった。
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年6月11日 0時
