775（taka） ページ16
A「たかっ…ひ…んっ…ろっ」
熱に浮かされたみたいに、俺の方をぼんやり見てるA。
くたくたになった体で必死に腰を上下させて…
合わせるかのように激しく揺れる胸とかさ…
絶景すぎるわ、これ…(笑)
自分にも快感の波は絶えずやってくるけど。
Aもそろそろかな…っと！
急に力をなくしてAが俺の胸に倒れこむ。
はぁはぁと息を荒くして…言った。
A「たかひろ…もう…無理…動け、ない…」
そうだね…
俺もそろそろキツくなってきてる。
Aをゆっくり寝かせて、最後の仕上げ、っと。
A「…っんっ…ぁっ…っふ…んんっぅ…」
体力の限界まできてるはずなのに、Aのなかは
変わらず気持ちよくて。
振り絞るようにスピードをあげて、彼女に全てを
放ったのだった…
眠りそうなAを抱きかかえるようにして、バスルームまできた。
お互いありえないくらい汗まみれだし。ふふっ…
メンバーやスタッフには見せられない姿。
目を覚まさせて、少し熱めのシャワーを浴びた。
A「…眠いよ、たかひろ…ねぇ」
朝焼けの海岸線を歩いてるのに。
目をこすりながら、小声で文句言ってるし(笑)
そういえば。
Aとの時間に夢中になってたから今思い出した。
あいつら、どこにいるんだろ…(笑)
ずいぶん気を使わせたな…ありがたいけど(笑)
A「たかひろ？どうしたの？ニヤニヤして」
後ろを歩いていたAが追いついて、俺の顔を
のぞきこむ。
それにしてもさ？
taka「…さっきから思ってたんだけど。なんで名前呼び捨てなの？アノとき以外も呼んでくれるの？」
しばらくなんのことか分からなかったらしい。
意味が分かった途端に、顔を真っ赤にしてる…
A「んなっ…べっ、別に！どんなふうに呼んでも…いい…でしょっ…アノ時ってなにもう…」
だってー。実際そうじゃん？
って思ったけど、こいつの顔見てるほうが楽しいからなんも言わない。
A「なんかねー…大好きすぎて。呼びたい気分、なんだよねー…んふふー」
下を見ながらんふふってさ(笑)
しばらくのんびり、二人で歩いた。
笑うAを見つめてさ。
頑張れる。
だから、ちゃんと伝えなきゃな。
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作者名：ゆず | 作成日時：2018年6月11日 0時
