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そんな気がして〜レンside〜 ページ47

「ちがうんだ…!これは…!」


珍しく焦る狐鉄。
俺はそれが非常事態だと意味することを理解した。


「可愛い弟を自分で傷つけるなん悲しいよ。」


その蘇芳狐とやらは徐々に近づいてくる。


「走れ!!」


狐鉄は俺を突き飛ばし、俺はわけがわからないまま走り出す。


そのまま走り続けて、その森から出る。


そこにはAが立っていた。


「レン!やっぱりここにいたんだ!」


にこっと笑って近寄ってくるA。
俺はきれる息を抑えながら、Aを抱きとめた。

「もう大丈夫か?」

「うん!」


元気に頷くAにほっとしながら、森の方を振り返る。

「あれ…何かな?」


Aは何かに気がついたようで、地面を指差す。


そこには…


「狐鉄!」

うずくまる狐。
硬く目を閉じていて、苦しそうに悶えている。


「狐鉄…さん?」


Aはこの姿を見るのが始めてのようで、首をかしげて狐鉄を見ている。


「取り敢えず連れてくか…」


俺は狐鉄を持ち上げ、家の中へと運んだ。


ーーーーーーーーーーー

「ん…」


狐鉄は布団のなかで丸まっている。
勝手に人間の姿に戻ってるみたいだけど…


「こら、起きろ。」

「っ…」


二度寝しようとする狐鉄から布団を無理矢理剥ぎ取る。


「…いたい。」


「そりゃそうだ。そんな怪我してれば…」


狐鉄は無表情に首を傾げて自分の体を見た。


「これだけで済んだならまだマシだよ。」


狐鉄はトンと床に足をつけて歩き出す。

「おいっ…ちょっt「おっじゃましまーすっ!!!」


…でたよ。うちのお騒がせ姉さんが。

なにこの微妙な地点( ´_ゝ`)→←そんな気がして〜レンside〜


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リリア - Aです! (2018年4月17日 15時) (レス) id: a20dd5bbf7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう( ´・ω・` ) - ゆまさん» マジですか?!嬉しすぎて涙 (2012年8月29日 13時) (レス) id: 8355c5a42e (このIDを非表示/違反報告)
ゆま - おもしろすぎる!この前泣いちゃった (2012年8月22日 16時) (レス) id: 30cd8e5dcf (このIDを非表示/違反報告)
ゆう( ´・ω・` ) - うっさ さん» がんばるー!!ありがとうっ(`・ω・´) (2012年8月18日 12時) (レス) id: 8355c5a42e (このIDを非表示/違反報告)
うっさ  - 続編頑張ってー!>∀<ノシ (2012年8月18日 10時) (レス) id: a651d170d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年7月31日 13時

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