鏡音レンが貴方の5倍大好きですがなにか？(^ω^ )

出発！(2) ページ39

「あーだめだ負けたわこれ。」


「へっへーんっ！リンちゃん一番乗りぃっ！！」


「まじかよー…」


車の中でカードゲームをするなんて初体験。
だってこの車広すぎるし！！


とか思いながら、このカードを出せば確実に勝てる！！という優越感にも浸っていた。

このゲーム…負けたら終わる！

「Aの番だよ。」


「あ、うん。」


私は自分のカードをスッとひいて、小さい机にバンッと叩きつけた。


「…あれ？」


「じゃ、俺これ出すー☆」


ま、


ま、


まちがえたーーーーー！！！！


「あがりー！」


ミクオは元気にピースサイン。
やばい！やばい！


このゲーム…負けたら…


「リンちゃんからの愛のこもったお願い聞くのはだーれだっ！」


「…Aだな。」


アガリまくりのリンに、レンはほいっとカードをだした。


「いやあああっ！リンなんてどんな命令するかわかんないじゃんっ！！」


「えへへへ…じゃあね…」


にやあっ…といや〜な笑顔を向けてくるリン。
私はそれに身構える。


「レンとちゅーして！」


…え？


…え？

「だからぁ…ちゅーだよちゅーっ！！！」


「…それだけ？」


レンとはリン達の前でキスしたこともあるし…


「ふーん…物足りないかぁ…じゃ、べろちゅー。」


「おい。」

すかさず突っ込んだのはレンで、不満そうに腕を組んでいる。

「なんで俺までいうこと聞かなきゃならないんだよ。」

そんなレンにリンは楽しそうに答える。

「へぇ…レンはAとべろちゅーするのが嫌なんだぁ？」


…え？
嫌なの…？


「そ…なの？」


レンはう゛っ…と身を引いて、諦めたように肩を落とした。

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