出発! ページ38
それから私達は修了式を終えてーーー
「荷物持った?」
「うん!リンとミクオは?」
「もう車に乗ってるよ。」
レンとせっせと荷物を運ぶ私。
クリスマス…今年の行き先は…
「レンのお家かー…大きいんだろうなー…」
「はいはい。さっさと乗せる。」
「ほーい。」
ぼすっと車に荷物を乗せると、運転席から男の人が出てきた。
紫の髪で…何処かであった?
「レン様、宜しければお手伝いしますが…」
「がくぽは優しいすぎんの。ほら車ん中もどって。」
「はい…」
その人は少し縮こまって返事をする。
…ん?
「思い出したああっ!!!」
そうだ…オーディションの時いた人だ!
でもどうしてここに?
「レン様、私のこと、説明なさっていなかったのですか?」
「あー…悪い、忘れてたw」
パクパクと口を動かす私をよそに笑うレン。
「俺の家の執事、それとうちの会社のオーディション審査員。」
「神威がくぽです。以後よしなに。」
がくぽさん…?は礼儀正しく頭を下げる。
え…じゃあレンって…
「お父さんの会社でアイドルやってたの…?」
「あぁ。でも両親とがくぽ以外は全く知らないよ。」
あ…じゃあ2人の実力は本物なんだ…。
私がほっとして肩を落とした時、荷物を積み終わったレンはにいっと笑って言った。
「行くかっ!」
「…うんっ!」
私は返事をして、2人で車に乗り込んだ。
ラッキーアイテム
革ベルト
50人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリア - Aです! (2018年4月17日 15時) (レス) id: a20dd5bbf7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう( ´・ω・` ) - ゆまさん» マジですか?!嬉しすぎて涙 (2012年8月29日 13時) (レス) id: 8355c5a42e (このIDを非表示/違反報告)
ゆま - おもしろすぎる!この前泣いちゃった (2012年8月22日 16時) (レス) id: 30cd8e5dcf (このIDを非表示/違反報告)
ゆう( ´・ω・` ) - うっさ さん» がんばるー!!ありがとうっ(`・ω・´) (2012年8月18日 12時) (レス) id: 8355c5a42e (このIDを非表示/違反報告)
うっさ - 続編頑張ってー!>∀<ノシ (2012年8月18日 10時) (レス) id: a651d170d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年7月31日 13時