鏡音レンが貴方の5倍大好きですがなにか？(^ω^ )

出会い ページ29

「はぁ゛〜〜…うっぷ…」


「そんな落ち込まなくても…」


ーー翌日。


レンは見事に二日酔い。
酔っ払いレンはいなくなったものの、吐き気が酷い上に真っ直ぐ歩けていない。


今は自分に絶望しているらしく、部屋の隅っこでうずくまりながら吐き気と奮闘中。


「酒の臭いがする…！俺の体から…！！酒のっ…うっ…」


「大丈夫…？」


「大丈夫じゃないっ…」


真っ青の顔でしたを向くレン。
お酒に弱すぎなんですけど…！


「あ゛〜〜…寝てくる…。」


「お…おやすみ…」


レンはゆっくりと立ち上がって、足を引きずりながら部屋を出て行った。


「あいつも大変だよなー。」


私がくる前に遊びに来ていたミクオがいう。
たしかに…。


「あんな大量の水飲んでまだこれとか…ドンマイすぎるだろ。」


「まぁ…体質だから仕方ないよね…」


そういえば…ミクオと2人で話すなんて久しぶりだな…


「リンとはどうなの？仲良くしてる？？」


「ああ。めっちゃ可愛いまじこの子なんなのってくらいめっっちゃ可愛い。」


のろけはじめたぞこいつ。


「気持ち悪。」


「この前もレンに言われたよ。」


何故かピースをぐっと前に突き出すミクオ。
なんだか…


「昔と全然変わってないね。」


ミクオは私の言葉に少し首を傾げて、何か考え込むようにポーズをとる。


「身長は結構伸びたはずなんだけどな…」


「そこじゃなくてっ！」


私がツッコミを入れると、「冗談だよ。」とミクオは笑った。

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