鏡音レンが貴方の5倍大好きですがなにか？(^ω^ )

また(2) ページ25

「…でさ、」


「なぁに？」


私は自分が身につけた仮装衣装を指差して叫ぶ。

「これは短すぎでしょ！！！」


パーティー当日になって、いきなり渡されたのがこの衣装。
魔女の衣装らしいそれ。
いざ着てみると想像以上にスカートの丈が短い。


「いいじゃん、A似合ってるしっ！」

リンは嬉しそうに私に抱きつく。
どうやらリンの衣装は私のとセットになっているらしく、色違いだ。


「もういいや…。そういえばレンは？」


「多分リビングにいると思うよー。」


「そっか。」

廊下を歩いていると、去年と同じ様に、沢山の人達の話し声が聞こえる。


その中から…


「はなせっ！着替えるっていってんだろっ！！」


レンの叫び声。
ケンカだと思った私が急いで扉を開けると…


「めーちゃんっ！マジでたのむっ！こんなとこAに見られたらっ…！」


…制服？


でもなんで…


女子の制服？


「はなせっ…って！！！」

泥酔い状態のメイコさんの腕を振り払い、逃げ出そうとこちらを向くレン。


そして…


「A…？！」

こちらに気が付いて、あたふたと手を動かす。


「これはっ…ちがうんだっ…！めーちゃんとリンに無理矢理着せられてっ…！！」


「かわいいなああ…」


「…orz」

私の一言で床に手を付くレン。
でも普通にかわいいと思うんだけど。


「いつものことでしょ？いいかげん慣れればいいのにねぇ…」


リンはレンをまじまじと見つめる。


いつものことってどういうこと…？！
毎年やってんのかこれ…！


「レーンくーーーん〜…飲みますかああ〜〜？」


「げっ…めーちゃんんんんっ？！」


いきなりやって来たメイコさんはどでかいお酒の瓶の口をレンに当てた。

瓶の口を離したその時…

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