間違い ページ18
「やっ…め、てっ…!」
「あっ…!でるっ…!」
私の拒絶の言葉を無視して達したア○○○トさんは、その欲望を私のお腹の上に吐き出した。
「なんっ…でっ…!」
我に返った私が今度は感情的な涙を流して、未だに疼く体を起こしたその時だった。
「なに…やってんだよ…!」
ーーーレンが叫んだとたん、時が、止まる。
頭が真っ白に染まり、それと同時に重すぎる罪悪感と圧迫感に目が回る。
「あっ……あっ……」
声が出ない。
追い詰められた逃げ場のない場所で、ただただ涙だけが頬を伝う。
「…ばれた?もうちょっと楽しみたかったんだけどなぁ…。」
ア○○○トさんは何事もなかったかの様に服を直し、淡々と喋り出す。
「ね?Aちゃん?」
「えっ…?ああっ…んっ…」
そのままそっと顔を近づけて、耳をジュルリと吸い出すア○○○トさん。
こんな時でも感じてしまう私。
なにかおかしい…?
「さわんなっ!」
レンは彼と私の間に割って入り、二人をぐっと引き離した。
「…ハアッ……」
触られた。
それだけなのにまた、体の疼きは強くなる。
「Aに何した。」
「見てわかんないの?…薬だよ。び、や、く。」
クスリ…?
「っ!!!ふざけんなっ!!!」
レンはア○○○トに掴みかかり、そのまま彼の顔を殴った。
「っ…」
痛そうに表情を歪ませるア○○○トに、大声で叫ぶレン。
「お前っ…自分が何したのか分かってんのかよっ!!」
そんなに暴れたら…また熱が…
「だめっ…レンッ…熱…!」
「うるさいっ!」
「いっ…!」
そのままレンに突き飛ばされる私。
床に大きく尻もちをついて腰をおさえる。
「大体Aは何なの?薬のせいだと思ってア○○○トに求めたのかよ。」
「っ……」
…言い返せない。
薬のせいとはいえ、レンの言っている事に間違いはない。
「Aちゃんは悪くないよ。…ごめん、出てくよ。」
ア○○○トさんはゆっくりと立ち上がって、部屋からでていった。
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革ベルト
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リリア - Aです! (2018年4月17日 15時) (レス) id: a20dd5bbf7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう( ´・ω・` ) - ゆまさん» マジですか?!嬉しすぎて涙 (2012年8月29日 13時) (レス) id: 8355c5a42e (このIDを非表示/違反報告)
ゆま - おもしろすぎる!この前泣いちゃった (2012年8月22日 16時) (レス) id: 30cd8e5dcf (このIDを非表示/違反報告)
ゆう( ´・ω・` ) - うっさ さん» がんばるー!!ありがとうっ(`・ω・´) (2012年8月18日 12時) (レス) id: 8355c5a42e (このIDを非表示/違反報告)
うっさ - 続編頑張ってー!>∀<ノシ (2012年8月18日 10時) (レス) id: a651d170d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年7月31日 13時