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#146 静寂後 ページ9

朝 昨日月が輝いてた窓から浴びた朝日で目が覚めた。
背中に硬いものが。 多分ベンチ。
そして私の体の上にはブレザーのジャケットがかかっていた。
ついていた名札に「鏡音」と書いてあったから、多分レンの。

…レンはどこ?

「目が覚めた?」
レンが目の前に立ってた。

「兄ちゃんは?」

「手術成功だって。」
私の顔から笑顔がこぼれた。それを見てレンも微笑んだ。
病室にそっと入ると、リンが何やら話をしてるようだった。

「兄ちゃん?」
私がリンの後ろから頭を出すと、兄ちゃんは笑った。

「A… あり… と…」
掠れた声で悲しげに言うミクオ。
先生によると、直ぐに治るそう。

「か… しゃ して… る」
「無理しないでよ」

「ミクオ…」
不意に聞こえた声に、入口に振り返る。

そこには
悲しげに微笑むミクの姿があった。

「ミク姉!!」

「心配させないでよ 仕事休んできてあげたんだから」
「あ… がと … みく…」

ミクは頷いて私たちの方を向いて笑った。

「レンくんじゃない!! 久しぶり!!」
そう言ってレンに抱きつくミク。
レンは驚きを隠せないようで。

…私は悲しみを隠せなかった。
俯いて、唇をかみしめて。

今の私の頭ん中には憎しみしかない。

#147 嫉妬→←#145 本音の月明かり[レンside]



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設定タグ:鏡音レン , VOCALOID , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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あいか - 本当に泣けた! (2013年9月8日 3時) (レス) id: 1e6a1e1b56 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 感動しました(´;ω;`)ウッ… (2013年3月16日 11時) (レス) id: 128cb8551b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ごめんなさい 実は、私、知りませんでした\(//∇//)\受験生なのに、ここまでかけるとは‥Σ( ̄。 ̄ノ)ノすごいですねo(^▽^)o (2013年3月9日 14時) (レス) id: aa2b7b5dfa (このIDを非表示/違反報告)
闇音 月(プロフ) - 完結おめでとうございます。面白かったです。お疲れ様でした。 (2013年3月5日 19時) (レス) id: d0d5f6d780 (このIDを非表示/違反報告)
心音おと(プロフ) - 終わるんですか?他にレン君の小説は書きますか?この小説好きだったので…終わっちゃったのは悲しいんですが… (2013年3月5日 17時) (レス) id: b52ef8a4d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:へたレン娘 | 作成日時:2012年10月25日 23時

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