＃170 危機？【レンside】 ページ33
ネックレスの糸が切れ、地に叩きつけられる。
破壊音と共に、十字架がバラバラになる。
「…ぇ？」
俺が地面を見たときは、もう遅かった。
粉々になったネックレスを拾い上げる。
「痛ッ…」
触れた部分から、血が溢れ出した。
突然鳴り響く携帯。Aから。
「A、どしたの？」
「レン!! 今すぐ…○×川に!!」
Aではなく、ルキだった。
とにかく、やばいかもしれない。
俺は割れたネックレスを握り締め、走った。
「僕のせいでぇ… お姉さんがぁ…」
「お姉さんは私たちでどうにかするから、君は帰りな」
そんな声が聞こえる。明らかに何かあったような人だかりだ。
俺は道にいた人に、何があったか聞く。
「…なんかね、子供助けた女子学生が滝から落ちたらしいの」
女子学生が? この大きな滝から??
「レン!!」
ルキだ。下から呼んでる。俺は急いで橋の下に駆け下りた。
「…これ」
赤いリボンネクタイと、見覚えのある携帯、それとネックレスと指輪を渡された。
「これって…」
「Aのだよ。お前が持っとけ」
「Aは!? どこにいるんだよ!!」
「今それを警察が探してんだよ!!」
――子供助けた女子学生が滝から落ちた。
Aが…？
「Aが落ちたのか!?」
「見りゃわかんだろ!!」
「…もっと見た目などの情報を」
警察がルキに聞く。
「えっと… 髪は薄い青緑で…瞳は
「青色で白いブラウスを着た赤いスカートの少女です。
色白で、腹部などに無数の傷があります。
身長は俺より少し小さいくらいで約160cmです。」
「レン…」
「ゴメン、勝手に答えて」
「アリガト」
ルキはそう呟いた。
真夜中になる。
闇の中、探し続ける警察。
おさまらない、人混み
「レン!!何があったの!?」
橋の上からリンらしき声が響く。
その隣にいた人が教えたようで、リンは自転車を捨て、走り降りてくる。
「ミクオには連絡したの!?」
「してない」
「何で!? ミクオはAのお兄ちゃんなんだよ!?」
そう言ってリンはミクオに連絡を取った。
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あいか - 本当に泣けた！ (2013年9月8日 3時) (
レス) id: 1e6a1e1b56 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 感動しました(´；ω；｀)ｳｯ… (2013年3月16日 11時) (レス) id: 128cb8551b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ごめんなさい 実は、私、知りませんでした\(//∇//)\受験生なのに、ここまでかけるとは‥Σ(￣。￣ﾉ)ﾉすごいですねo(^▽^)o (2013年3月9日 14時) (レス) id: aa2b7b5dfa (このIDを非表示/違反報告)
闇音 月(プロフ) - 完結おめでとうございます。面白かったです。お疲れ様でした。 (2013年3月5日 19時) (レス) id: d0d5f6d780 (このIDを非表示/違反報告)
心音おと(プロフ) - 終わるんですか？他にレン君の小説は書きますか？この小説好きだったので…終わっちゃったのは悲しいんですが… (2013年3月5日 17時) (レス) id: b52ef8a4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へたレン娘 | 作成日時：2012年10月25日 23時
