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#152 裏話(02)[ミクside] ページ15

「言えば… 許してくれるって言うの」

「場合による」

「私が 人を愛しちゃ、罪になるの?」
私は俯いて、意味深な笑みを浮かべた。
意味深なんじゃなくて、意味があるのよ。

「愛って… どういうこと!?」
聞き返したのは、リンちゃんだった。

「私は従兄弟のために好きって気持ちまで抑えなきゃいけないのってきいてるの」

「意味がわからない」

「私はこうでもしないと、Aに勝てないの」

睨むミクオ。そんなに睨む力があるなら、退院しても大丈夫そうね。

「愛し合ってる2人を引き離すなら、どちらかが違う人を愛せばいい」

「何を言ってるの!? ミク姉!!」


「… この結婚で、ミクオもリンちゃんも幸せになれるのよ?」
パンッと、痛々しい音が響き渡る。
私の体が、よじれて倒れた瞬間。

音に驚いたレンくんが覗いていた。
怯えたような目をしていた。

「ミク… 今のお前は 最低だ」
最低? どっちがよ。 幸せにしてあげてるのに、殴るなんて。
そうやって私だけ見下して Aを愛でてるミクオは最低じゃないの?

「そんな歪んだ理由で、Aの幸せを奪うな」

「あなたの幸せは… どうだっていいの?

 どうして… Aを優先するの?」

#153 残響[ミクside]→←#151 裏話[ミクside]



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設定タグ:鏡音レン , VOCALOID , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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あいか - 本当に泣けた! (2013年9月8日 3時) (レス) id: 1e6a1e1b56 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 感動しました(´;ω;`)ウッ… (2013年3月16日 11時) (レス) id: 128cb8551b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ごめんなさい 実は、私、知りませんでした\(//∇//)\受験生なのに、ここまでかけるとは‥Σ( ̄。 ̄ノ)ノすごいですねo(^▽^)o (2013年3月9日 14時) (レス) id: aa2b7b5dfa (このIDを非表示/違反報告)
闇音 月(プロフ) - 完結おめでとうございます。面白かったです。お疲れ様でした。 (2013年3月5日 19時) (レス) id: d0d5f6d780 (このIDを非表示/違反報告)
心音おと(プロフ) - 終わるんですか?他にレン君の小説は書きますか?この小説好きだったので…終わっちゃったのは悲しいんですが… (2013年3月5日 17時) (レス) id: b52ef8a4d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:へたレン娘 | 作成日時:2012年10月25日 23時

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