#149 危機 ページ12
「この方は ロロ・パラノドットさんよ」
「あ… はぁ。」
状況を理解できない私は、溜息っぽい返事になってしまう。
「明日から Aと一緒になるの わかる?」
ニコッと笑うミク姉。言ってる意味はわからないけど、頷いた。
「じゃあ 二人きりで 話していてね 私はミクオのとこ行ってくるわ」
逝ってこいクソ女。そんなことを頭の中に浮かべて
でも そんなことは言わない。
出てったあと、ロロさんが口を開いた。
「みんな… 自分勝手だよね」
「ヘッ?」
「勝手に婚約とか… 僕たちの感情とか無視」
婚約?どういうこと?
「Aさんも 嫌だよね?」
「あの… よくわからないです… すいません」
俯く私に優しく笑いかけた。
「婚約 君も彼氏とかいるでしょ?」
「はい…」
事情によると
私のいとこ(ミク)とロロさんの妹(ミズキ)によって
始まった勝手な婚約話。
私たちの感情など関係なく、式場の予約まで入れているらしい。
本音は知らないけど。
「式場で 全てぶち壊さない?」
ロロさんの提案。
それまではラブラブを装うらしい。
異論はない。でも…
これがレンに知られたら全てが崩壊する。
関係も… 愛も。
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あいか - 本当に泣けた! (2013年9月8日 3時) (レス) id: 1e6a1e1b56 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 感動しました(´;ω;`)ウッ… (2013年3月16日 11時) (レス) id: 128cb8551b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - ごめんなさい 実は、私、知りませんでした\(//∇//)\受験生なのに、ここまでかけるとは‥Σ( ̄。 ̄ノ)ノすごいですねo(^▽^)o (2013年3月9日 14時) (レス) id: aa2b7b5dfa (このIDを非表示/違反報告)
闇音 月(プロフ) - 完結おめでとうございます。面白かったです。お疲れ様でした。 (2013年3月5日 19時) (レス) id: d0d5f6d780 (このIDを非表示/違反報告)
心音おと(プロフ) - 終わるんですか?他にレン君の小説は書きますか?この小説好きだったので…終わっちゃったのは悲しいんですが… (2013年3月5日 17時) (レス) id: b52ef8a4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:へたレン娘 | 作成日時:2012年10月25日 23時