Honey 10 ページ10
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裕翔「…ねぇ。」
朝のHR終了後。
拗ねた顔をしてこっちを振り返った裕翔。
裕翔「…朝のあれ、なに?」
「…あれって、?」
もちろん、彼が言いたいことなんてわかってる。
顔合わせるなり、逃げるように先に行って
教室にも時間ギリギリに滑り込んだわたし。
不自然すぎたな、と自分でも少し反省。
裕翔「…なんか悩んでんの?」
「え?」
裕翔「ほら、Aってなんか悩んでると挙動不審になるからさ。」
「なにそれ!」
裕翔「ほら、前に家の鍵なくしたときもさ、」
「あ…」
小学生くらいのときに、
家の鍵をなくしたわたし。
その日はお父さんもお母さんも
用事があって出かけていて
鍵がなければ家の中には入れなかった。
それに気づいたわたしは…
裕翔「ないってわかってるのに、ずーっと鞄の中身出しては戻して」
裕翔「あっち行ってはこっち行って…挙動不審だったの、覚えてる?」
「…あったね、そんなこと。」
裕翔「だから、またなんか悩んでんのかなーって。」
…ダメだよ、裕翔。
そんなこと言われたら
詩織との約束、守れなくなるじゃん。
気づかないふりをしていた「好き」が
胸の奥で溢れ出すのがわかったから
裕翔「明日は一緒に行くからなー!」
裕翔がイタズラっぽく笑うから、
ついつい一緒に笑っちゃったの。
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ayanan(プロフ) - こちらこそ(^^)よろしくお願いします(^^) (2017年1月25日 1時) (レス) id: 1f1171aaae (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ayananさん» そんなに…!嬉しいです(;_;) これからもぜひよろしくお願いします! (2017年1月24日 23時) (レス) id: 011e61af3e (このIDを非表示/違反報告)
ayanan(プロフ) - はい。更新前から毎回全部読んでしまうくらい胸キュンしまくりです(//∇//) (2017年1月24日 23時) (レス) id: 1f1171aaae (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ayananさん» はじめまして、コメントありがとうございます(*'▽'*) ドキドキをお届けできているようで嬉しいです。更新がんばりますね! (2017年1月24日 23時) (レス) id: 011e61af3e (このIDを非表示/違反報告)
ayanan(プロフ) - 全部毎回読んでしまうくらいドキドキしています(//∇//)ゆっくり更新でええのでよろしくお願いします。 (2017年1月24日 21時) (レス) id: 1f1171aaae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2016年11月24日 0時