Honey 08 ページ8
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「ごめん、お待たせ…!」
小走りで昇降口に向かえば、
詩織はもうすでにそこにいた。
「遅くなってごめん、待ったでしょ?」
詩織「ぜーんぜん。」
そう言って微笑む詩織は、何らいつもと変わらない。
詩織「じゃ、行こう。」
「うん。」
詩織「あのね、駅前の新しいケーキ屋さんに行きたいの!」
「え、いつの間にそんなのできてた?」
詩織「先週くらい?」
いつと通りのテンションで
いつも通りの雑談。
だって、幼稚園の頃からずっとこうして来たんだもん。
ずっとずっと。これからも。
そうであると思ってたし、
それ以外は想像もできなかった。
.
.
詩織「…私ね、」
でも、変化を望む人がいるのもまた事実。
詩織「裕翔のことが、好き。」
「…え、」
詩織が行きたいといったケーキ屋さんで
買ったケーキを食べながら、
その告白は、突然やってきた。
「好き、って…恋愛対象として?」
詩織「そう。」
「…そっ、か。」
詩織「誰かに話すのは、Aが初めてなんだけどね、」
少し頬を染めて、恥ずかしげに口を開く詩織。
詩織「うまくいくように、Aに協力してほしいの!」
お願い、と手を合わせる詩織の姿を目にして
胸に鈍い痛みを感じた。
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ayanan(プロフ) - こちらこそ(^^)よろしくお願いします(^^) (2017年1月25日 1時) (レス) id: 1f1171aaae (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ayananさん» そんなに…!嬉しいです(;_;) これからもぜひよろしくお願いします! (2017年1月24日 23時) (レス) id: 011e61af3e (このIDを非表示/違反報告)
ayanan(プロフ) - はい。更新前から毎回全部読んでしまうくらい胸キュンしまくりです(//∇//) (2017年1月24日 23時) (レス) id: 1f1171aaae (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ayananさん» はじめまして、コメントありがとうございます(*'▽'*) ドキドキをお届けできているようで嬉しいです。更新がんばりますね! (2017年1月24日 23時) (レス) id: 011e61af3e (このIDを非表示/違反報告)
ayanan(プロフ) - 全部毎回読んでしまうくらいドキドキしています(//∇//)ゆっくり更新でええのでよろしくお願いします。 (2017年1月24日 21時) (レス) id: 1f1171aaae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2016年11月24日 0時