6話 ページ7
ぷよぷよしながら玲王が言ってきた。
「俺さ、サッカー始めようと思うんだよね。」
「なんで」
なんでも出来ちゃう玲王がひとつのスポーツを絞り込んでやるとはそんなに考えられない、と思いながらぷよぷよを組んでいく。
「俺さ、W杯で優勝したいんだ。」
何があったんだろ、とぷよぷよで12れんさをしてやった。
「ちょっ、話の途中だろ!?」
と玲王もれんさで対抗しようとしたが、10れんさで、私の勝利。
「いえーい」
嬉しさのあまり声が出てしまった
「煽んな()」
にかっと笑ってピースをした。
「...サッカー部強かったっけ?」
玲王が少し深刻そうな顔で
「進学校だからめっちゃ弱い」
と言ってきた。
「諦めな」
ぷよぷよの2回戦が始まった、大きいれんさの後に全消しをしたいが結構難しくて手こずる。
「いや、諦めないし、お前にお願いがあるんだよね。」
お願い?っとキョトン顔していると玲王がとんでもないことを言い始めた。
「サッカー部のマネージャーやらないか?」
「えっ、無理」
即答で答え、ゲームの画面の方に視線を戻した。
「...なんでも買ってやるしなんでもしてやるから...!!」
「私の家もなんでもできるし、して貰えるから遠慮するかも」
「かもってなんだよ、なる可能性もあるってことかよ?」
知らん顔して、ぷよぷよで全消ししてまた勝利。
目標達成うれし。
「うわあああ、負けた...結構上手く組めてたのに...」
バァヤちゃんが家に着いた合図でこちらを向いてきた。
バァヤちゃんがなんかの紙を持っていた、リムジンのドアが開き、出ようとした時にバァヤちゃんが持っていた紙を私に渡してきた。
その紙には
御影玲王W杯優勝計画
と大きく書かれていた、そこには毎日のトレーニングや食事など色々細かく書かれていた。
「Aお嬢様どうか玲王おぼっちゃまのお力になって下さりませんか?」
バァヤちゃんのお願いだ...断るはずもないけど、めんどくさすぎる。渋々頷いた、バァヤちゃんを裏切る訳にもいかないからね。
「よっしゃああああ!!!!んじゃ明日早速サッカー部行こうぜ!!!」
玲王は嬉しそうに肩を組んできた、その手をはらって外に出た
「バァヤちゃんばいばい」
玲王が少し気に食わなそうな顔をしていたのは知らんぷり。玲王とバァヤちゃんに手を振って解散した。
玄関のドアを開け、一斉にメイドたちの挨拶が
「お帰りなさいませAお嬢様」
お辞儀をして部屋へと向かった。サッカーか...ちょっと調べて見よ
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咲夜(さくや)(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (10月5日 21時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます!そんなこと言われたことないのでとても嬉しいです!✨️ (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - らーさん» コメントありがとうございます!頑張ります!💪🏻⋆͛ (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!すみません!すっかり見落としていました、わざわざ伝えて下さりありがとうございます!✨️ (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - アルです!\(●°ω°●)/さん» コメントありがとうございます!!めちゃくちゃ嬉しいです😇 (2023年3月20日 0時) (レス) id: 39859faf56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽんぬ | 作成日時:2023年3月18日 17時