幼なじみとめんどくさがり屋の人に愛されてます。

13話 ページ15

はい？？？？

私は混乱と困惑で頭がいっぱいだった。

お姫様抱っこなんてされたっけ、あ、されてたわ。ゲームの事で頭は真っ白だったことを思い出す。
でもさせたって、え？いや、させてないし、無理やりしてきたんだし。私嫌がっては…なかったな、嫌がっている素振りしてなかったかも…？ゲーム機で泣きそうになってただけ。なに噂、ひょっとして玲王信者の女子の視線が怖いってこれが原因？いやでも、部員が気まずそうだったっていうのは別の理由がありそう。


その話をしていた女子たちは本人がいることに気づき、早足で逃げていった。
逃げるくらいなら噂なんてしなきゃいいのに、なんて思いながら、オンライン人狼ゲームの考察を落としていく。そんな噂より私は人狼に夢中だ。全員役職持ちで、恋人あり役職欠けもあったりと、色々考えごたえがあって好き。




のほほんと人狼をしてかなりの時間が過ぎた。

｢A〜〜〜〜！！！！ドリンク持ってきて〜〜！！！｣
玲王の大きな声が聞こえて、私はびっくり。凪が玲王に寄りかかっていた。
スマホをいじりながら、人数分のドリンクを持ってみたが




腰にくる。重い、ばっか重いどんだけ飲むんだよ。でかいペットボトルがカゴに5個で5L、なぜか紙コップで全員飲むみたいな感じだった。いや、ピクニックかよ。運動部なんだから自分で水筒くらい持ってくるでしょ。
女子にこんな重いものもたせないで、老後に響く、心の中で愚痴を零して、少しペットボトルの入ってるカゴを引きずってた、持ってくるのが遅かったのか玲王が走って手伝いに来てくれた。


｢しぬ｣

｢だと思って車輪隣にあったの気づかなかったか？｣

なにそれ、てか飲みたいなら私が持つより効率的じゃん…と少し不満げな顔をしたかも、にしても重労働過ぎた。だが、カゴを置いた場所は座っていた日陰より練習が見やすかった。


ベンチは無かったが、そんなのお構い無しで地面に座ってスマホの画面を見た、人狼ではもう朝時間だった。ログ残さなきゃ。

｢A大丈夫か？｣

｢腰が痛い｣

｢病院行くか？｣

腰痛いで病院は老人…まだJKだし…

部員達は、次々とスポーツドリンクをコップに注ぎガブガブと飲んでいた。注いであげた方がいいのかななんてら思いながらスマホを見るとなんか勝っていた。あとでログ見て内容把握しとかないと。


そして私はそこら辺にあった紙コップをとって私もスポーツドリンクを注いで飲んで一息

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