【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ7)

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現代最強と最速ページ7

現在ほうきの授業中である。ひと通り基礎を学んだため、タイム測定が行われようとしていた。

「昨日の南京錠破壊してた人だ」

「いや、それAちゃんも人のこと言えないよね！？」

測定のために前に出たマッシュを見て呟くAに、思わず近くにいたフィン・エイムズは突っ込んだ。

「それじゃあいくわよ、よーい…」

どん…と続く言葉と共に、マッシュはゴール地点にいた。

(なにが…なにが起きたんだってばよ…)

「イヤァアアアア世界新よ

─ワールドレコード、ワールドレコード」

「一体何が起こったんだ！！」

「どういうことだ！？」

Aは見ていた。マッシュはスタートと同時にほうきを投げ、そのほうきに飛び乗ったのだ。

「へぇ、面白いじゃん」

「(いやどゆこと…？)いくらAちゃんでもアレは真似できないんじゃ…っていない!?」

満面の笑みを浮かべたAにツッコむフィンだが、知らない間にマッシュの元へ移動していた。

そう、固有魔法の応用(・・)でトんだのだ。

(いや、今しれっとほうきなしに瞬間移動しなかったか！？)

(マッシュくんもすごいけど、Aちゃんも規格外だ…！)

周りの視線を気にも留めずマッシュに話しかけた。

「君すごいね、魔法も使わず飛ぶなんて！」

「ま、ま、ま…魔法デスケド」

「？まあいいや、私はA・モルガーナ」

「マッシュ・バーンデッドです」

未だざわめく周りをよそに自己紹介を始めた2人。そこに割って入るように、マッシュの隣にいた男子生徒が声を荒げる。

「てめ、さてはズルしたな！？ありぇねぇ」

「現実を受け止められないなんてカワイソウだな、なんか……」

「テメェ!!」

「いいよさっきの約束も…カワイソウだし」

「！？」

「マッシュくんめっちゃ煽るじゃん、ウケる」

「ウケるな！！クソ…なめてんだろテメッ…〜〜！！」

マッシュに突っかかってきた男子生徒の口が突如塞がれた。

「まあまあ、騒ぐなって」

人の良さそうな顔をしてにこやかに話しかけてきたのはロイド・キャベルという男子生徒で、中等部の頃から親の権力を笠に着て弱いものいじめをしている嫌なヤツだ。

が、当然Aが認識してるはずもなくこんなヤツいたっけ？と考えていた。

キャベルは今度はマッシュを標的にするつもりなのか、友達になろうと申し出る。

「おいもキャベツ？」

しん…

マッシュは興味がないようだ！ ▼