現代最強と手合わせ ページ48
「Aちゃん…立てる?」
「…(い、一歩も動けない…!!)」
Aは地面に横たわったまま動けなくなっていた。
─数時間前
「決闘?」
「うん…まあどっちかっていうと手合わせ願いたい」
「マッシュと!?なんでまた急に…?」
師匠との特訓で新技を覚えたAは実践練習をしたいと考えマッシュに決闘を申し込んだ。相手にマッシュを選んだのは、自分の技に耐え得る可能性があったからだ。
「Aちゃんにはお世話になってるし、いいよ」
「…ありがとう」
こうして決闘をすることになった二人は、場所を森へと移した。いつも一緒にいる面々も最強(魔法)対最強(物理)の戦いが気になって、森へ向かった。
「どちらかが戦闘不能になるかギブアップで終了。決闘という名目があるから、一応互いの金貨を一枚賭ける」
「オッケー」
マッシュの軽い返事を合図に、Aは先制攻撃を仕掛ける。
「ミーノスヴィエート」
「フンッ」
「いきなり出力二本!?」
「寒っ…!!」
魔法で辺り一面を凍らせたAだったが、マッシュは氷を殴って砕く。その瞬間、今度は「プルスヴィエート」と唱え氷を一気に溶かし蒸発させた。
「熱っ」
「水蒸気でマッシュの視界が…!!」
「 ヴィエート・オンケーホン」
「バリアの反転だと…!?」
「あんな量の魔力…マッシュくんと言えど当たったらひとたまりもない!」
水蒸気を息を吹き返して払うも、Aの攻撃を直に受けたマッシュ。しかしそう簡単にやられるはずもなく受け身を取ることでダメージを軽減していた。
「いくよAちゃん」
「マッシュくんの攻撃だ」
「Aちゃんのバリアも効かないしどうするんだ…?」
マッシュが反撃に出るとAは待ってましたと言わんばかりに杖を振るう。
「!?」
「マッシュくんの動きが止まった…?」
「もしかしてあれがAちゃんのバリアの真骨頂…?」
「これでまだセコンズでもねぇのが恐ろしいな」
今まで出来なかったエネルギー自体を吸収するバリアによって、魔力を持たないマッシュをも止めた…かのように見えたが。
「ぐぬっ」
「っ…」
エネルギーを吸い取ったはずがマッシュは力任せに体を動かした。このままでは押し切られると思ったAはバリアを一度解いて再び攻防を繰り広げるも、最終的にはマッシュにバリアを破壊されてしまった。
─そして冒頭に戻る。
「まだやる?」
「…負けました」
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柏餅(プロフ) - 絵が神すぎます! (2月14日 20時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - マッシュ最強すぎますゥゥゥ (2月12日 12時) (レス) @page48 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 絵も神ってるの凄すぎますゥゥゥ!私もモルガーナちゃんの婚約者になりたいぃ (2月12日 9時) (レス) @page47 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - アンナちゃん可愛いもんねガチ天使レベル (2月11日 22時) (レス) @page45 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - ウォールバーグさん優 (2月11日 1時) (レス) @page42 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時:2024年1月28日 3時