【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ45)

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現代最強と私服ページ45

Aがイーストンに戻ると、マッシュから遊びに誘われた。

─マーチェット通り

一番乗りで集合場所に来ていたのはフィンだった。

「ドットくんマッシュくんのこと気遣ったのかな……まあ猶予はあるってことだし暗くなるよりはいいか……。
にしても皆の私服ってどんなのだろう…「お待たせ──」鎧!?」

声をかけてきたドットは全身に鎧を纏っていた。

「まあ遊びって戦いだからな、ほぼ」

(全然意味分からん)

キメ顔でドットは言うが─なるほど分からん。
次に声をかけてきたのはマッシュだった。

「お待たせ〜」

「あっこの声はマッシュくん

トレーニーじゃん!!」

マッシュはコロコロを押しながらやってきた。

「友達と遊ぶの初めてだから、どんな格好していいか分からなくて」

「とはいえそのコロコロはいらないよね！？」

─なんてこった、鎧とコロコロ(この2人)と街を歩くの嫌すぎる…

フィンは周りから突き刺さる好奇の視線を感じながら思った。

「待たせたな」

次に来たのはランスだ。彼は前2人と違いシンプルな格好をしており、フィンは安堵した─次の瞬間。いきなりシャツの前をばっと開けた。

「！？」

「愛「重い！！」」

妹の顔をデカデカとプリントしたTシャツを中に着ていた。と、その時。急に辺りが騒がしくなる。

「お待たせ〜」

「Aちゃん！！(よかった、普通の格好…ん？)」

そこにはシンプルだけどオシャレな格好をしたAが現れた、のだが。

「！？(全身ハイブランド──！！)」

「Aてゃん可愛い！！」

「(てゃん？)どうも…ドット？？なんで鎧？？」

Aの服は誰もが知るような有名な高級ブランドだった。どうりで周りが騒つくわけである。

「…とりあえずガチャガチャ煩いし鎧から着替えれば？」

「Aちゃんが言うなら！！」

ガチャガチャ鎧の音が煩かったらしいAがドットに言うと、素直にドットは着替えた。

「…犬かアイツは」

「女の子(特にAちゃんとレモンちゃん)には素直だから…」

因みにランスはAに妹愛Tシャツを見せるも「その可愛い妹さんをそんな前面に見えるようにしてたら変な人に目をつけられるんじゃない？(棒読み)」という言葉によって前を閉めた。