【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ42)

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現代最強と処遇ページ42

一件落着し落ち着いた空気が流れていた頃、あまりの出来事に、Aの意識は宇宙へ飛んでいっていたが、オーターの言葉に気を取り戻した。

「まだ終わっていないでしょう。君の問題は」

「！」

そう、マッシュの処遇が決まっていないのだ。

「規則は規則
魔法の使えない君の意見は、尊重されるべきではない。

これがこの世界のルールです」

「ちょい待って！マッシュの件は裁定者(ウチ)が預かると言ったら…？」

「裁定者と言えど世のルールを破っていい決まりは無い。

よってマッシュ・バーンデッド(君)は予定通り死刑

今から君を連行す「いかない」…」

「いかない」

拒絶の意を強く示すべく、マッシュは足を地面に埋めた。─Aを盾にして。

「これでもう連れていけませんね」

「」

(オーターさんがめっっちゃ怖い顔してる…ていうか私まで睨みつける必要なく無い？？)

間に挟まれた(不本意)Aはこの状況をどう打破するか考えはじめるが、物騒な策しか浮かばなかった。とりあえずマッシュから距離を取ろうとそっと動き出すが、腕をがっちり掴まれているので動けない。

「その子供のような戯言がまかり通ると思ってるんですか？」

「いかない」

「…いやそれより私を解放してくれない？？私キミの味方なんですイタタタッ力つよっ」

Aが解放されるのはいつになるのだろうか(憐れみ)

マッシュの態度に業を煮やしたオーターが実力行使に出た。

「待て」

「……」

「お前の意見は皆の総意だと言ったが、まだ意見してないだろう。このオレ様が」

ライオが止めに入ったタイミングで、大剣がオーターとマッシュの間に割るように飛んでくる。

「あっこの剣は」

「パルメザン…！！」

節子それパルメザン(チーズ)やない、パルチザンや

Aのボケはさておき、大剣を放り投げたのは案の定レインだった。ウォールバーグと共にマッシュの尋問に意を唱えにきたらしい。

ウォールバーグがマッシュに猶予を与えてくれないかと神覚者達に問いかける。マッシュ(彼)は無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)に繋がる大きな手がかりになるかもしれないと。

しかしオーターは意見を曲げることなく、規則通り処分すると切り捨てるように言う。

「規則は守るためにあります。魔法不全者は処分すべきです。そう決められているの…！」

「！」

オーターの言葉が止まり、一同が驚きに目を見開く。
神覚者たちも一目置くウォールバーグが頭を下げたのだ。