【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ39)

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現代最強と裁判(まだ始まらない) ページ39

レモンたちから兄を名乗る人物に会ったと聞き、Aは実家に帰っていた。
何か手掛かりがあるかもしれないと思ったからだ。しかし…

「…兄がいたなんて話聞いたことないし、使用人に聞いても首傾げてたしなぁ……」

驚くほど情報が無かった。

「てか仮にも名家なら家系図ぐらい置いとけよ！！」

本当に何も無かった。

全く手がかりをつかめなかったAは、せめて家系図でもあれば…と考え魔法局へ行くことにした。

─魔法局

「…で、なんで引きずられてるの？」

「こうでもしないと逃げるでしょう」

「逃げるわ！！魔法局来るなり首根っこ掴まれて引きずられたら逃げるよ！！」

「…」

「無視！？」

何故かオーターに引きずられながら移動していた。
ちなみに、今日はまだ何もやらかしていない。

一緒にいた他の神覚者たちはそっと目を逸らした。

~~ウソみたいだろ。現代最強なんだぜ、それで。~~

色々と諦めたらしいAは、引きずられた体勢のままソフィナに話しかけた。

「ソフィナさーん、魔法局の資料保管庫にウチの家系図とかってあるの？」

「何故その体勢のまま…ゴホン、モルガーナ家は歴史的価値のある資料もありますから恐らくあるのではないかと…」

「…それ見せてもらうことできる？」※引きずられてます

「通常は一般人の閲覧は禁じられてますが、モルガーナ家の者となれば例外は認められるでしょう。何か気になることでも？」

「そっか…。いや、私の兄を名乗る人物が現れたって聞いたけど心当たりが無いというか…うーん…まあ調べれば何か分かるかなって」※引きずられてます

「兄！？Aさんってひとりっ子じゃ？」

「私もそうおm「いい加減自分で歩け」えー…オーターさんが勝手に引きずってるだけじゃん」

未だに引きずられながら話すAに、オーターがキレた。

「てかオーターさんって意外と力あんのね」

「凄く重かったですけど」

「オーターさんヒドーイ」
「おいおい、流石にそれはAが可哀想だぜ」
「その言い方はちょっと…」

「殴っていいか？」

「「「ごめんなさい」」」

ここぞとばかりにオーターをおちょくりはじめたA(とレナトスとカルド)。そんな事をしていたらいつのまにか大講堂に到着した。

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