【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ38)

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現代最強と祝勝会ページ38

魔法局から学校に戻ったAは変な噂を聞いた。

─マッシュ・バーンデッドは魔法が使えない

その噂を対して気にすることもなく、寮へ戻るといつものメンバーがわちゃわちゃしていた(ただし、ドットは重傷を負ってる)

放課後に祝勝会をやる準備中のようだ。

「そういえばAちゃん」

「ん？」

「Aちゃんのお兄さんに会いましたよ！」

「えっ…

ひとりっ子だけど?」

「「えっ！？」」

─空気が凍りついた。

「兄って言ってたよな？」
「Aちゃんと同じく星型の字でした。六芒星だったけど…」
「ひとりっ子…？？じゃああの人は一体…？？」

「お前兄弟いたのか？」

「いないって…」

謎が生まれたところで、マッシュが空気を壊すように発言する。

「とりあえず祝勝会しよう」

「…そうだね」

─放課後
アドラ寮302号室対レアン寮祝勝パーティー

レモンとランスによってご馳走が用意され(資金源:A)皆でテーブルを囲んでいた。

「レアンの級硬貨(コイン)ももらったことだし、あとは神覚者に選ばれるのを待つだけですな…」

「モゴ───！！」

「あとちょっとですね！！問題は山程あれど」

嬉々と話す中フィンは浮かない顔をしていた。

(すごい問題を先送りにしているような…。てか…)

チラリとフィンが向かいの席を見ると、何故かレアン寮のトップツー─アベルとアビスが座っていた。

(なんかいるんですけど)

口に出すのは怖いので、心の中でツッコむフィン。何やらマッシュが誘ったらしく、アビスの快気祝いも兼ねているらしい。

「トランプ持ってきたけど、一応」

(めちゃめちゃパーティーするつもりだぁ)

そんなこんなで始まった祝勝会。
レモンに話しかけられたアビスがバグったり、ドットの前に置かれた食事をラブが食べたり、レモンがマッシュにご飯を食べさせようとしたりと賑やかな雰囲気である。

ようやくフィンも落ち着けると思っていたが…

「そういえばランスくんとAちゃんはどこにいたの？」

「……レアン寮のヤツと戦ったあと、死刑囚を名乗る輩に絡まれてな…」

「Aちゃんは？」

「…めっちゃ世紀末だった」

「「？？？」」

「なんか、世紀末な死刑囚(?)と遭遇した…」

(いやどうゆうことー！？)

「そっか」

(そっかで終わっていい話じゃなくない！？世紀末って何！？)

フィンのツッコミが休まることはなかった。