【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ35)

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現代最強と弟思い…？ページ35

☆レインの容赦ない魔法が第四魔牙(フォース)を襲う──！！

一撃で相手を沈めたレインは、懲りずに騙し討ちで魔法を放つ相手を容赦なく攻撃する。

「オレに手間をかけさせるなゴミが」

そう言ってパルチザンを喰らわせる。

普段は“破壊神”だの“魔王”だの言われてるAですらドン引きしていた。

(容赦なっ…。そんなにフィンに攻撃しようとしたことにムカついたのか？？)

お兄様は素直じゃないなーとAは妙に暖かい目でレインを見た。

(これが…神覚者の魔法…。てかAちゃんそれどういう感情！？)
「アドラに寝返るかひとまず」

「(まずいまずい、違いすぎる。何もかもが…)！
違う！！これは仕方のないことなんだ！！オレも逆らえなくて反省してる、許してくれ！！」

容赦なさすぎるレインに許しを乞い始めた第四魔牙(フォース)─マイロ・ジェーニアス。

「そうか…」

レインはそう呟くと、思い切り蹴りを入れた。

(なんか第四魔牙(フォース)が可哀想になってくるな…)

「反省しているだと？この世で最も重要なものは言葉ではなく行動だ。お前みたいなクズの言葉なんざ信用しない」

話しながらも蹴り続けるレインに、流石に止めに入ろうかとAは迷いはじめた。

「お前みたいな奴には、痛みで覚えさせればいい話だ。二度と同じ過ちを犯そうと思わないようにな」

「…Aちゃん、同じアドラだって聞いてたけど味方だよな…？」
「そうだと思ってたけど分からない…」
「「…」」

ゲシゲシとマイロを蹴るレインにAは考える。

─この人…弟が傷つけられそうになってここまでキレてるの？？

普段のフィンの様子からして仲良し兄弟って感じでもないけど、お兄様不器用だよな…

Aは気づいたら、また暖かい目でレインを見ていた。

「お前たちもこんなところで何してる。さっさと帰れ」

これがレインなりの優しさである。…伝わってるかは別として。

「オレたちはコイツから事の詳細を聞く」

「うぐっ」

「は…はい」

「吐け」

((容赦ねぇ))

レインの容赦のなさに一同ドン引きである。
そろそろ止めに入るか…とAはレインに声をかけた。

「やり過ぎると話を聞き出せないしその辺でいいんじゃない？」

「…」

「にしてもなんで神覚者がこんなとこに…」
「兄さま」
「え？」