【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ33)

今日:74 hit、昨日:246 hit、合計:411,099 hit

モテ男(保護者)とモテない男ページ33

ランスが出現させた扉をマッシュがテコの原理で強引に開けると、地下へ続く階段が現れた。

そのまま下っていくと─

「闘技場…！？」

「なんだこれ」

「オメェワンテンポおそくね？」

「……」

「正解──!!

ここは大昔の決闘場さ。今いる先生が誰も知らないようなね」

「！(あの人って確かAちゃんの─！！)」

前髪を弄るレアンの生徒が現れた。

「貴様…七魔牙(マギア・ルプス)か…？」

「いや僕は違うけど…第三魔牙(サード)に頼まれてここにいるのさ…。君たちみたいな侵入者を排除するようにね…。

さぁ、先に進みたければ僕と級硬貨(コイン)を賭けて勝負しよう。

まぁ、絶対通さないけど♪

Aを連れてきてないみたいだし、僕に勝つのは無理だね」

「(Aと仲の良いヤツか…)上等だ「待て、オレがいく…」ドット…」

レアンの生徒─シュエンの挑発に乗りランスが相手をしようとするも、ドットが名乗り出た。

「オレはよォ…
ツラァ良い奴が死ぬほど嫌いなんだよォ」

「そうか」
「頑張って」
「頑張って」

─醜い男の嫉妬である。

「テメェ…あれだろ…」

「ん？」

「ファンクラブがあんだろうが」

「あるけど…なに？」

「嫉妬が始まりそう」
「絶対そうだね」
「だろうな…」

「キラキラした日常を送ってる奴は殺す!!!」

「やっぱり…」
「清々しい程の僻みだ…」
「悲しい生き物だな…」

様子を見ていたマッシュたちは、自分の感情を剥き出しなドットに呆れていた。

「なに？イケてる僕への嫉妬？」

「そうだけど！？」

ドットは逆ギレした。

「それにぃ？Aちゃんとはどーいう関係だコラァ！！」

「A…？え、君Aに気があるの？？Aは君みたいな奴興味ないと思うけど…。親友の僕が言うんだから間違いないね」

「親友だと！？」

(なんかAちゃんの事になると意外とマウント取ってくるな、この人…)

「まぁ、顔も頭もイケてない君に僕が負ける訳ないから」

「るせ──!!
エクスプロム！！」

今(ドットの嫉妬による醜い)争いが始まった─！！

─一方その頃、Aは

「お」
「はぁ…」

中々帰ってこないレモンを探しに廊下に出ると、ウォールバーグからの依頼を受けたレインと遭遇した。