現代最強とそれぞれ ページ29
メリアドールとの修行は、Aが学生である事を考慮され休日を中心に行われることとなった。ただ、平日に何もしないでいるわけもなく、メリアドールから課せられた課題をこなさなくてはいけない。その一つが、
「攻撃魔法を使ってはいけません。バリアのみ使用しなさい」
Aの使う魔法を制限するというものだ。それに伴い、常時バリアを張るように言われたのだ。
それから、バリアに気を取られる日々が始まった。
Aが課せられた課題をこなしている頃、アドラ寮302号室では
「…」
「…」
ランスとドットが互いに睨み合っていた。
「何故貴様がこの部屋にいる。そして何故髪型が変わってる」
「それはこっちのセリフだ!!イメチェンだイメチェン。レモンちゃんやAちゃんは前髪ある方が好きな感じがゴニョゴニョ」
「なんでランスくんもドットくんも僕の部屋でケンカしてるの!?」
お互いに気が合わないようで、バチバチしている。
「(分かる…分かるぞオレには。コイツの顔は明らかに偏差値70超え。加えてこの長身…コイツの人生プレイ難易度は…“イージーモード“そしてAちゃんとの距離感…)面白くない率500%だぜ。出てけこの部屋から」
「いや僕の部屋なんだけどここ!!」
ドットの妬みが爆発した。
そこから互いにケンカを売りはじめ、遂には杖を取り出した。
「上等だ…3回殺してやるぜ」
「いや…え?」
「いいだろう」
「(いやっ…ちょっいやっまっえっちょっ)お願いだから外でやってえええええ」
フィンの心からの叫びがこだました。
と、その時。ドアがバガっとあり得ない開き方をした。
「ホント部屋のものが壊れるから外でやってくれない?」
ドアを壊して入ってきたのは、マッシュだった。
マッシュは、自分の部屋で喧嘩されるのは嫌だの止めに入った─言ってることとやってることが矛盾しているが。
しかしマッシュのおかげで、頭に上っていた血が引いたのか、一触即発な雰囲気が無くなった。それから各々好きなように過ごしていると…
「大変ですー!!」
レモンが慌てた様子で入ってきた。その後ろからは帰ってきてたAも顔を出した。
「ちょっと来てください!!」
レモンの案内で、魔法の秤の前まで向かった。
「なんだこれ」
「これは寮ごとの金の硬貨数を表す魔法の秤だよ」
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柏餅(プロフ) - 絵が神すぎます! (2月14日 20時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - マッシュ最強すぎますゥゥゥ (2月12日 12時) (レス) @page48 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 絵も神ってるの凄すぎますゥゥゥ!私もモルガーナちゃんの婚約者になりたいぃ (2月12日 9時) (レス) @page47 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - アンナちゃん可愛いもんねガチ天使レベル (2月11日 22時) (レス) @page45 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - ウォールバーグさん優 (2月11日 1時) (レス) @page42 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時:2024年1月28日 3時