【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ27)

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現代最強と寮分けページ27

イーストン魔法学校には3つの寮が存在する。
寮にはそれぞれの特徴を持った生徒が割り振られている。

アドラ─勇気と信念
オルカ─知性と勤勉
レアン─才能と自尊心

寮同士は互いにライバル関係にあり、己が主義主張を体現するがため、この学校で切磋琢磨する。

マッシュはレアン寮の中枢を担う七魔牙(マギア・ルプス)に級硬貨(コイン)目当てで狙われている。そんな話をしていた。

「七魔牙(マギア・ルプス)………

僕も12歳くらいの時、そういう設定考えてた」

「そ…そうか…」

「その名をつけた人は突然“み…右腕が疼く…！！”とか言い出しそう」

「厨二病！？」

七魔牙(マギア・ルプス)に厨二病疑惑が出たのであった。

そんな事を言っていたら、突如マッシュの持っていた級硬貨(コイン)が光出す。

「銀5枚でついに級硬貨(コイン)が金に…おお……」

「ダッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ光で顔が」

金に光る級硬貨(コイン)で顔が照らされたマッシュを見て大爆笑するドットに、光る級硬貨(コイン)を向けたら「目がああああ」と言いながら大人しくなった。

「てか寮とか分かれてたんだ…」

「いや分かれてただろ、普通に」

「一応寮分けは入学してすぐにあったけど」

「……あー、そういえば」

マッシュ曰くシュークリームの事を考えてたら、「シュークリーム好きはアドラ！！」と言われたらしい。

「あったなそんなこと」

「「マッシュくん(コイツ)だったのか…」」

「そういえばなんでAはアドラなんだ？」

「…確かに、家柄(と性格)を考えるとレアンの方が合ってそうだけど……」

そう言われ、Aは寮分けの時のことを思い出した。

「次、A・モルガーナ」

「はい」

教授に呼ばれユニコーンのツノに触れるA。その瞬間、ユニコーンはAの底知れない力を感じた。

「……君はモルガーナ家の子か…。ふむ、圧倒的な才能とそれに見合う魔力。少々不遜で且つ自信家な性格…。君はレア「レアン寮にしたら消す」…アドラ寮ッ!!」

ユニコーンの言葉を遮り、膨大な魔力をツノに流し込むと不穏な空気を感じ取ったユニコーンは口早に叫んだ。

─なんかユニコーンが怯えてる!?

組み分けを見ていた生徒の心が一つになった。

「…話し合ったら快くアドラ寮へ組み分けられたよ！」

「…」

笑顔で言うAに、組み分けの時のことを思い出したフィンはアレが？と言いたげな表情でAを見た。

─話し合い(魔力)である。