現代最強とファンサービス ページ23
全寮合同の課外授業の為一同は森に来ていた。
「Aはどうした?」
「そう言えば姿を見かけないね…」
マッシュたちはこれから何が起こるのか話ながらも、姿の見えないAを心配していた。と、その時。
「きゃああ!こっち見た!」
「今日も今日とて顔が良い…!」
「あの二人、とっても目の保養ね…!!」
「なんだ?」
女子生徒たちから黄色い悲鳴が上がり、そちらを見るとAがレアン寮の生徒と腕を組んで座っていた。
その光景にフィンは納得したように声を上げる。
「なにあれ?」
「Aちゃんの中等部の友達(?)だよ。あの二人が並ぶといつもあんな感じなんだ」
「へー」
解説を求めた割には興味なさげに返事をするマッシュ。
時は遡り数分前。Aは森に来るなりレアンの男子生徒─シュエン・ゲツクに引き摺られていた。
「もー何の用??もしかして私が恋しくなっ「それはない」えー」
集合時間よりも早い時間なので、あまり生徒がいない。その為人目を気にせずシュエンは話し出した。
「Aさぁ、今年に入って何人返り討ちにした?」
「えー…いちいち覚えてないよ」
「はぁ…」
前にも似たようなことを別の寮の人に言われたな、と思いながらもシュエンの続きの言葉を待つ。
「流石にやりすぎだよ。これ以上は
「私がアイツらに負けるとでも?」
「全く思わないけど!……ヨクナイ」
「私のこと心配してくれるんだ?相変わらず私のことが好きだねー「それはない」…ハイ」
なんだかんだ言いつつも中等部からの付き合いなので心配しているのだ。そんな会話をしていると、徐々に生徒が集まってきてるようで、周りが騒がしくなる。
ただでさえレアン寮とアドラ寮で寮が違う二人が一緒にいて目立っているのに、お互いに容姿が整っているので注目を浴びていた。
…が再度言おう。二人は中等部からの仲である。こんな事態は慣れっこだ。
「仕方ない、ファンサしますか」
「シュエンのファン奪っちゃったらごめんね?」
「ハッ」
軽口を叩きながらも、シュエンと腕を組むA。
中等部からの仲であるこの二人は、容姿の良さも相まって二人のコンビを推す人が多いのだ。
なので時折こうしてファンサービスを施している。(特に意味はないが面白そうなのでやっているのである)
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柏餅(プロフ) - 絵が神すぎます! (2月14日 20時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - マッシュ最強すぎますゥゥゥ (2月12日 12時) (レス) @page48 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 絵も神ってるの凄すぎますゥゥゥ!私もモルガーナちゃんの婚約者になりたいぃ (2月12日 9時) (レス) @page47 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - アンナちゃん可愛いもんねガチ天使レベル (2月11日 22時) (レス) @page45 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - ウォールバーグさん優 (2月11日 1時) (レス) @page42 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時:2024年1月28日 3時