【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ22)

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現代最強と調合？ページ22

悪化したマンドラゴラとマッシュをスルーして、ランスはフィンの面倒を見はじめたので、必然的にAがマッシュの面倒を見ることになった。

「Aちゃん、どうしよう…」

「…とりあえずもう一度やってみよう」

「うっす。クワイエントス」

「ア゛アアアアアア〜」

「…(何故巨大化？？)」

マッシュが呪文を唱えると、マンドラゴラは大きさを増し凶暴化した。

「ウガアァアア」

「あ！！危ない！！」

バチィイィン

ドサッ…

「……できた」

ビンタ一発でマンドラゴラを沈めた。

マンドラゴラを大人しくさせたところで、ランスによる調合の実演が行われた。

「これを…

こうしてこうするとこうなる」

(全然簡単じゃね──！！)

「心得た」

「絶対ウソでしょ！！」

「いやほんとに…魔法以外は任せてよ」

そう言ってマッシュが調合すると─

(全然できてね─！！なんでシュークリームになってんの!?)

「どんな錬金術だよ。なんでマンドラゴラを調合したらシュークリームに？？」

「お前ふざけてるだろ」

「ふざけてません」

「いいからオレの指示通りに作れ」

「ハイ」

見かねたランスがマッシュに指示をしながら、再び調合を始めた。そして出来上がったのは

─シュークリームだった。

「…」

(なんでだ──！！一からオレが見てたはずなのになんでシュークリームになってやがる──！？)

「…マッシュ、次は私とやってみよう」

「うん」

いっそ第三者が手を加えれば出来るのでは？と考えたAは一緒に調合し始めた。

「これを…こうして……これを混ぜれば……

(何でプリンアラモードに！？)」

「あれ？」

何故かプリンアラモードができた。

「え？私どこか手順間違えていた？」

「いや、手順も量も完璧だったはずだ……」

((何でだ──！？))

Aもランスもお手上げである。

「お前戦う以外は引くほどポンコツだな」

「まあね」

「(何で自信満々なんだコイツ…)まぁいい…一言言っておく。

オレは二度とお前には負けない。

オレには魔法局に入らなければならない理由がある」

「……それって…」

「……お前には関係のないことだ。だが仮にもお前はオレと互角以上に戦った男だ…

どこぞの馬の骨に級硬貨(コイン)を奪われるようなことは、このオレが許さん」

「言われなくてもそのつもりですけど」

「フン、口の減らない奴だ。もう一度やるぞ」

「うす」

何でもいいが、一度三角巾を取る意味はあったのだろうか…byA