現代最強と強めの人 ページ18
マッシュに声をかけたランスは、ボケをスルーしてビンを取り出した。
「このビンは特殊な魔法道具だ。かなり昔のものなんだが…」
そう言ってビンの蓋を外すと、フィン・レモン・トムを吸い込んだ。
「なんだこれは!!」
「イヤァァァァ男2人と密室なんてコンプラ案件ですぅぅぅ」
「(寝ててもバリアを…流石にAには効かないのか…)こうして人を閉じ込めることができる。これを返して欲しかったらフクロウ小屋横の森へこい」
待ってるぞ、と言い残しランスは去っていった。
「……とりあえずAちゃんを起こそう」
▽
フクロウ小屋横の森にて
「…何でAはそんなにボロボロなんだ?」
「…起こされるのを失敗されて?」
「…起こすのを失敗しました」
マッシュとボロボロのAはランスと対峙していた。
何故か満身創痍のAにツッコむも、全くわからない回答しか返ってこないので言及するのをやめた。
「なにするの?」
「賭けだ。お前も欲しいだろ?
この銀の
「なっ!!銀の
一部の上級生しか持ってないはずだぞ!?
(しかもアザの本数はその時点での魔力量を表す…
こいつ…
かなりまずいぞ)」
10万人に1人程の割合でしか存在しない二線魔導師の相手は、いくらマッシュでも厳しい…そうトムは考える。
実際、ランスはマッシュが今まで戦ってきた人たちよりも段違いの実力を持つ。
「お互いにこの
負けは戦闘不能かギブアップ。
この学校じゃ魔法を使った決闘はこれ以外タブーだからな。
それと、
A・モルガーナ。お前との勝負は
この前の“お前を超える“発言はここに繋がるのである。
現時点で自分の力がどれ程なのかを測るのにも、現代最強と呼ばれるAと対戦するのがちょうど良いと考えたのだ。
「…マッシュを倒せたら、ね。いいよ、もし万が一マッシュを倒せたら相手になるよ」
(コイツ…オレが負けるみたいな言い方だな)
まるでランスじゃマッシュに敵わないと言いたげなAに苛立ちを募らせる。
いや、今は目の前の
オレの目的を達成させる為にも、こんなヤツに邪魔されるわけにはいかない。
そう思い直し、Aから視線を外しマッシュに向き直った。
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柏餅(プロフ) - 絵が神すぎます! (2月14日 20時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - マッシュ最強すぎますゥゥゥ (2月12日 12時) (レス) @page48 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 絵も神ってるの凄すぎますゥゥゥ!私もモルガーナちゃんの婚約者になりたいぃ (2月12日 9時) (レス) @page47 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - アンナちゃん可愛いもんねガチ天使レベル (2月11日 22時) (レス) @page45 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - ウォールバーグさん優 (2月11日 1時) (レス) @page42 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時:2024年1月28日 3時