現代最強と勧誘 ページ12
「お願いだ!!君の力が必要なんだ!!」
「嫌だ」
Aは付き纏ってくる先輩をどうしようか、頭を悩ませていた。
こうなったのも、偶々ほうきの授業を見ていたらしい先輩が、Aの乗りこなしをみてドゥエロの選手にならないかと勧誘し始めたのが始まりである。
現代最強の名に相応しく、Aは魔力調整を伴わななければ何をやらせても優秀である。
もちろん、ほうきだって手足のように空を飛ぶことができる。(本人はほうきよりも自分の魔法で移動した方が早いのであまり乗らないが)
「君はあのA・モルガーナなんだろ!?ぜひアドラの代表としてドゥエロに出てくれ!!」
(と、とっても暑苦しい─!!)
熱血系の先輩に、いつものようにあしらう事も出来ずAは困っていた。
いっそぶん殴って気絶させてやろうかと考え始めた頃、マッシュとフィンが歩いてくるのが見える。
「そこのキノコ頭くん!ぜひアドラ寮の代表としてドゥエロに出てくれないか?そして燃え尽きよう、この人生という名の人生を!!」
標的がマッシュに移ったようだ。
その隙にAは「私はやらないんで、じゃ」と言って立ち去った。
─次の日
「Aちゃん、マッシュくん出てきました!!」
「お、おう…」
同室のレモンに誘われたAは、寮対抗のドゥエロの試合を観に行くこととなった。
レモンからの謎の圧に耐えられなかったのだ。
あれからマッシュは熱血系先輩から逃れることが出来なかったようで、ドゥエロの試合に出ることとなったらしい。
(マッシュ、飛ぶことできるのか?)
ほうきの授業の時も、物理的に飛んでいたし魔法を使って飛べるのかAは疑問に思っていた。
(そう言えば、解錠呪文の時も物理で開けていたし…もしかして魔法が使えない?)
Aは勘が良いのである(2回目)
「やる気がないんだったら帰れー!!」
「ふざけてんのか!!帰れ帰れぇ!!」
なかなか飛ばないマッシュに、会場はブーイングの嵐が巻き起こる。
Aと共に観戦していたレモンやフィンは、どうしたのかと心配の声を上げるが、マッシュは鳴り止まないブーイングに心が折れかけていた。
「おいマッシュ…人生という名の人生をきらめいてときめいてんのかぁあ!!」
「?????」
昨日の熱血先輩─トム・ノエルズがマッシュの様子を見て駆け寄ってきた。
そしてマッシュを鼓舞すると試合に戻ろうとほうきに跨った瞬間。
「おっと悪い悪い、わざとじゃないんだ」
相手選手が
790人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柏餅(プロフ) - 絵が神すぎます! (2月14日 20時) (レス) @page50 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - マッシュ最強すぎますゥゥゥ (2月12日 12時) (レス) @page48 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 絵も神ってるの凄すぎますゥゥゥ!私もモルガーナちゃんの婚約者になりたいぃ (2月12日 9時) (レス) @page47 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - アンナちゃん可愛いもんねガチ天使レベル (2月11日 22時) (レス) @page45 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - ウォールバーグさん優 (2月11日 1時) (レス) @page42 id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時:2024年1月28日 3時