【MASHLE】無敵で素敵な魔法使い！ (ページ11)

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現代最強とクソ教師ページ11

~~権力に媚びる犬~~教頭の顔面に膝を入れたマッシュは呟いた。

「一人やったら二人目も一緒だし」

(殺人鬼の理論！！)

「ワ…私に手を出しましたね…私はアナタのような一生徒、いつでも退学にできるのですよ！？それにモルガーナ様も黙ってないでしょう」

「は？」

何故か自分を助けてくれると思っているらしい教頭に、助けを求められたAは、蔑んだ視線を向けた。

(なんで私が見知らぬクズを助けなきゃいけないんだ？)

キレた教頭がマッシュに向かって魔法を放とうとするも、それより早くマッシュが教頭の顔を伝えた。

「かっぺっぺっ
なんだこれはぁ土ィ!?」

気づけばマッシュが廊下に穴を掘り始めた。それを見ていたAは面白そうだから便乗することにした。

「せいっ」

「おお…」

マッシュが穴を掘る近くでAが軽く杖を振ると、土が柔らかくなった。余分な水分を魔法で蒸発して柔らかくさせたのである。

掘りやすくなった地面を、目にも止まらぬ早さで掘り進めると教頭を持ち上げた。

「！きゃああああああ」

そして穴に突き刺す(?)とそのまま埋め始めた。

「何してんの！？」

「埋めます」

「こんなことしてただで済むと思ってるのか！？私は貴様を「あなたが」！」

「僕をいつでも退学させられるように、僕もいつでもアナタを埋められる
牢屋に閉じ込められようと、体が半分なくなろうとも、

這いずってでも埋める」

そう言い放つマッシュに恐れ慄く教頭に、Aはにっこりと笑みを浮かべた。

「安心して下さい、マッシュは私が退学にさせないんで」

Aは、教頭が生徒を差別し権力に媚びへつらうのが気に食わなかった。

「マジでやめろ！！マージで、マジで！！やめろっっっ！！いやあああああ」

教頭の悲鳴も虚しくマッシュと悪ノリしたAによって廊下に埋められた。

▽

後日。Aは魔法局に呼び出された。

「…最近頻度多すぎない？」

「お前が問題行動を起こすからだよ」

理由はもちろん【何故教頭を埋めたのか】問いただす為である。

「破壊の次は生き埋め(?)ですか…」

「何故教頭を埋めたんだ？」

「そんなの気に入らないからに決まってんじゃん」

当たり前のように答えるAにライオは深いため息を吐いた。

後悔も反省もしてないな…

「大体さ、生徒の親を理由に差別してたんだから、そういう教師を指導するべきなんじゃないの？」

「…」

これだから魔法局は…と呟くAに魔法局職員たちは何も言えなくなってしまった。