黄昏の館殺人事件 ページ1
─あらすじ
“
そこにはA同様に招待状を受け取り集められた探偵たちがいた。
夕食時にようやく姿を現した“神が見捨てし仔の幻影”だったが、全身覆面で正体は不明だった。
“神が見捨てし仔の幻影”は、探偵たちの車と道中の橋を爆破することによって、参加者の足を断ち巨大な密室を作り上げたのだった。─
私たちを集めた理由を話した覆面の人物に、正体を明かせと茂木探偵が覆面を剥ぎ取った。
「っ！？」
『さあ、腹が減っては戦はできぬ。存分に賞味してくれたまえ』
覆面の人物の正体は、マネキンの首にスピーカーをつけた“置き物”だったのだ。益々怪盗キッドとはかけ離れてる気がするな…。
探偵たちはキッドが探偵を集めて知恵比べでもしようと企んでいるのでは、なんて言っているが、正体を知っている身からすると、違和感しかない。
恐らく、白馬くんもそれは同じなのだろう。先程からやたら視線を感じる。
そういえば快斗くんが、前に白馬くんに正体バレたみたいだと話していたからな…。まあ快斗くんは否定してるらしいけど。
なんて事を考えていると、すぐ隣からも視線を感じた。安室さんである。
その目は、なにか知ってるんだろ？と言わんばかりである。
安室さんにバレると面倒くさいから、顔に出さないようにしなきゃな…すぅ……
「(ナベの顔がスンッ…ってなった…)」
食事の準備が出来たらしく、メイドがタイミングよく入ってきた。
「オードブルでございます」
カートを引いて配膳する様子を見るに、食事を置く順番が指示されているようだ。メイド曰く、白馬くんの席から時計回りに置くように言われたらしい。
大上探偵が食事を作ったのだから、毒が入っているなんて事はないと言うが、食器は事前に並んでいた上に、名札により席が指定されていた。
念のため食器を拭いてから使ったほうが良いのでは、という白馬くんの提案により、一度口をつける部分をハンカチで拭った。
「ヤツのペースで事が進むのも気にくわねぇし、何ならじゃんけんでもして席替えするか？」
茂木探偵の提案に、毛利さんたちはあまり納得のいっていないようだったが、多数決で席替えをしてから食事を始めた。
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明里香(プロフ) - 名を語ってじゃなくて、名を騙ってです。黄昏の館の話です。 (9月25日 10時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 黄昏の館、じあ誰だじゃなくて、じゃあ誰だです。 (9月25日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雹 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Haku_SHS/
作成日時：2023年8月11日 2時
