【MASHLE】奇跡の術師様Ⅲ【鋼の錬金術師】 (ページ6)

今日:21 hit、昨日:24 hit、合計:23,835 hit

▽ ページ6

「その仕組みが秩序でありルールだ。だからこそお前らのような邪魔なだけの少数は切り捨てられるべきだ、全体のためにもな」

増していく攻撃に、ドットとランスはなす術なく傷を増やしていく。

「その秩序に納得がいかないなら力を持つしかない。お前にはその力すらない」

「………」

「力のないものは何を言っても意味はない」

つまりは言い返せるだけの力を持て、ってところか。

オーターの言葉にドットは顔を強張らせながらも歯を食いしばる。
さっきまでとは様子が違うな。

「オレはよォ」

「！」

「足手まといにならねぇよう死ぬ気でやる。そんでアンタたちに切り捨てなきゃよかったって思わすだけだ」

そう言って杖を上へ向ける。

「根性あるのみだぜ、クソがぁぁぁ！！！」

「……」

そう言って攻撃を爆発で撃ち落とす。しかしこの量は一人じゃ捌き切れない。

「！？」

「！」

その時、攻撃が地面に落ちていく。ランスの重力操作だ。

「オレも同意見だ。足手まといになる気などない。妹のためにこの命をかける覚悟だ」

2人で役割を分担し始めた。やっと協調性が出てきたのだ。
ビンも危なげがなくなってきた。

「フン………後4日ある。次の段階に行くぞ」

「え！？」

「！」

どうやらオーターの中でも及第点だったようだ。