【MASHLE】奇跡の術師様Ⅲ【鋼の錬金術師】 (ページ5)

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錬金術師と修行中ページ5

あれから三日経った。

修行開始直後、電磁砲でドットの水を一本割ったきり、二人は瓶を守り切っている。…相変わらず協調性は無いが。

オーターの攻撃で視界が悪くなっているところに錬金術で攻撃を仕掛ける為、集中力がかなり必要とされる。

「ウォールバーグさんの依頼とはいえ、お前達は弱すぎて足手まといだ」

「！」

「ここで死んでおいた方がよっぽど人の為になるだろう」

「なんだと！？」

淡々と述べるオーターにドットは声を荒げる。

死んでおいた方が、とは言いすぎだと思うが、足手まといになりかねないのは事実である。

というのも、何度も言うがこの二人は協調性皆無なのだ。

ドットを集中攻撃するオーターを横目で見つつ、私はランスに攻撃をする。

私の場合は魔法じゃない。そして錬金術には魔法が作用しない為、ランスは魔法で攻撃を防げないのだ。

「私は客観的事実を言ってるまでだ。私情ではない」

いや、死んだ方がは私情じゃないのー！！？

でもまあ概ね、

「同意見かな。今のままじゃいくらやっても足手まといのままだよ」

「何…！？」

「…まあ死んだ方がマシとは言わないけど。友達に死んでほしくないし」

「Aちゃん…」

そう言ったらオーターに睨まれた。何故！？

「キノコ頭についても同じだ。奴の存在を許すことが後々の大きな不利益につながるからだ。世の中を潤滑に回していくために少数を切り捨てる必要がある」

そう言いながらオーターの攻撃が激しくなる。

ここで私も攻撃すると、オーターの魔法を相殺しかねないので、邪魔にならないように避けた。