【MASHLE】奇跡の術師様Ⅲ【鋼の錬金術師】 (ページ17)

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錬金術師とゼンマイページ17

メリアドールさんの病院に着くと、レモンとマッシュが襲われていた。
マッシュはどうやら動けないらしく、そんなマッシュを守るべくレモンが奮闘していた。

「大切な人を守るためなら手の1本や2本、安いもんなんですよ！！」

「いいだろう、のぞみどおり2人一緒に殺してやる…」

そう言って敵が腕を振り上げた瞬間、腕が切り落とされた。

カルドさんの斬撃である。

「ある人は言いました」

「！」

「この世には食べ物の愛より誠実な物はない……。甘い物好きの僕としては共感しかないですが……彼女の愛もまた素晴らしいものじゃないでしょうか」

カルドさんがレモンの前へ出て敵と対峙する。

「………また変なのが出てきたか…」

カルドさんが剣を構えると炎が纏った。そして敵が構えるよりも速く斬る。

「甘くはないですよ、横暴ふるって許されるほど世の中は」

カルドさんの炎で敵は燃え尽きた。
とりあえずレモンの手を治さなくては。

「レモン、治療するから手を見せて」

「Aちゃん！」

レモンの血で錬成陣を書いて錬丹術を使う。すると見る見る傷口が塞がった。

「痛む？」

「いえ、もう大丈夫です。ありがとうございます。あの…助けてもらってなんですが…」