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廊下。 ページ25

「「「さようならー!」」」

ガタガタガタ。
帰りの挨拶が終わると
椅子のしまう音とざわめきが一気に
押し寄せる。

「キド。一緒に帰ろ?」
「カノか。そういえば、今日は部活ないんだったか。」
「うん!」

そんなたわいもない話をしながら
荷物を背負って、下駄箱へ向っていると
後ろから誰かにとびかかられる。

「うわっ!」

驚いて後ろを振り向くとそこには
ニマニマと笑っている桜花がいた。

「な、なんだ・・・桜花か。」
「私で〜す!一緒に帰ってもいい?・・・って聞くつもりだったけど・・・」

「お邪魔だったかな?」

桜花は俺の耳元でそう囁く。

「はっ・・・!?」

「ほらほら顔が赤いぞ〜!」

そう言われて焦っていると、それまで
不思議そうに隣で俺達のやりとりを見ていた
カノが「どーしたの?」と顔を
のぞきこんできた。

「き、気にするな・・・。」
「え?でも、キド。顔、赤いよ?」

そう言われて俺の頬は更に赤く染まる。

すると、それを察してか
桜花が助け舟を出してくれた。

「そうそう、気にしないで!一緒に帰ってもいいかって話してただけだから!」
「・・・?そ、そっか。」

(耳元で話す必要あったのかな・・・?)

「さ、帰ろっか!鹿野くん、キードっ♪」

半ば「強引だなぁ。」と思いながらも
助けてくれた桜花にカノに気づかれないようにお礼する。

「ありがと。」
「ううん!それよりも下駄箱行こ。」

桜花も交えてくだらない話をしながら
3人で下駄箱へと向かった。

恋ゆえの感情。→←覚悟。



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設定タグ:カノキド , 学パロ , カゲプロ   
作品ジャンル:恋愛
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lemon - 閲覧ありがとうございます!あと少しで終わると思います。時間があれば番外編を書こうかと・・・。 (2017年8月6日 22時) (レス) id: 60c510cb67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lemon | 作成日時:2017年6月16日 20時

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