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佐々木｢そろそろ乗らなきゃ。｣
佐々木母｢体に気をつけるんだよ。頑張って！｣
同期｢応援してるからな！また飯とか行こうぜ！｣
佐々木｢おう！ …A、こっち来て。｣
｢ん？どうし…っ!?｣
目の前に立った瞬間、流れるように抱き寄せられた。
一瞬驚いたけど、すぐに抱きしめ返すと、少し震えつつも、覚悟を決めた声がした。
佐々木｢行ってきます。｣
｢…うん！行ってらっしゃい！卒業式の日、また会おうね！｣
佐々木｢うん。また連絡する。｣
体が少し離されると、朗希の目はうっすら涙の膜が張られていた。
つられそうになるのを堪えて、しゃがんでもらった状態で更に背伸びをして、ゆっくりと頭を撫でると、
佐々木｢…ん。｣
｢っ！｣
1秒もない短さだっただろうけど、確かに唇には熱が残っていた。
そして、どちらからともなく、一緒に笑い合った。
佐々木母｢…行っちゃったね。｣
｢はい…｣
佐々木母｢…私で良かったら、来ていいよ。｣
｢…へ？｣
佐々木母｢あの子もだったけど、Aちゃんも、必死に泣くのを堪えてたから。良かったら、私の胸、貸すよ。｣
｢っ…すみません、お言葉に甘えさせて頂いてもよろしいでしょうか…？｣
佐々木母｢もちろん！ …これからも、朗希をよろしくね、Aちゃん。｣
｢は、はい…！｣
こんなに泣いたのは、朗希と付き合い始めたあの日以来だった。
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あちゃごん - やばい...かっこかわいいとはこのことか...!最高な小説ありがとうございます！更新頑張ってください！ (2023年4月5日 13時) (
レス) id: 4dbfea730e (このIDを非表示/違反報告)
庄司靖(プロフ) - 最っっ高！ (2023年3月29日 12時) (レス) @page7 id: e958ad6f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キース | 作成日時：2023年3月28日 23時
