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佐々木「右手、出してくれる?」
「うん…!」
おずおずと右手を差し出すと、優しい手つきで小指に指輪が通された。
佐々木「右手の小指には、想いを貫くって意味があるんだって。だから、お互いのことをずっと想いあっていきたいっていう願いも込めてある。」
「なるほどね。…ありがとう、朗希。大切にするね!」
佐々木「うん。…そういえばA、1月8日は空いてる?」
「空いてるよ。…もしかして、入寮日?」
佐々木「うん。その、朝早いけど、お見送り来てくれたら嬉しいなー、て思って。」
「もちろん行くよ!また時間決まったら教えてね。」
佐々木「ありがとう…!卒業式の時は一旦戻って来るけど、その時も連絡するね。」
「うん!」
朗希が忙しくなるのはもちろん、私も将来に向けての準備を進めていかなければいけない。
でも、お互いの想いがあれば、どんなことも乗り越えていける。
そう信じて、これからも一緒に前に進もう。
「…朗希。」
佐々木「ん?」
「愛してるよ!」
佐々木「っ!お、俺も…あ、愛してる!」
クリスマスの夜は、まだ終わらない。
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あちゃごん - やばい...かっこかわいいとはこのことか...!最高な小説ありがとうございます!更新頑張ってください! (2023年4月5日 13時) (レス) id: 4dbfea730e (このIDを非表示/違反報告)
庄司靖(プロフ) - 最っっ高! (2023年3月29日 12時) (レス) @page7 id: e958ad6f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キース | 作成日時:2023年3月28日 23時