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ほとんど一瞬の出来事だった。
目の前には、顔を真っ赤にした朗希。
そして、唇には、ほんのりと熱が残っている。
それが段々と、今の一瞬が現実であることを教えてくれた。
朗希と初めて、キス、しちゃった…!
佐々木「…ごめん。可愛すぎて、つい…」
「あ、だ、大丈夫、だよ。…寧ろ、嬉しかった、し。」
佐々木「へ…?」
「だ、だから!朗希とキスできて、めっちゃ嬉しいの!そんな謝ることじゃないってこと!」
佐々木「! よ、良かった〜…」
「…でも、強いて言うなら。」
佐々木「ん?」
「…もっと、たくさんしたいし、もっと長くて激しいのも、した、い…」
自分で言いながら気づいた。
これ、めっちゃ恥ずかしいって…!
それこそ、朗希に引かれないかと思うと、不安が広がりそうになる。
佐々木「…いいの?」
あ、これ、ヤバい。
熱を帯びた朗希の目に、捕らえられてしまった。
でも、こんな朗希の姿を見られることの嬉しさの方が、圧倒的に勝った。
「…うん。朗希のこと、大好きだもん。」
佐々木「…ありがとな。俺も、Aのこと、大好きだ。」
その後、時間の許す限り、甘く激しい口づけを交わし合ったことは、言うまでもない。
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あちゃごん - やばい...かっこかわいいとはこのことか...!最高な小説ありがとうございます!更新頑張ってください! (2023年4月5日 13時) (レス) id: 4dbfea730e (このIDを非表示/違反報告)
庄司靖(プロフ) - 最っっ高! (2023年3月29日 12時) (レス) @page7 id: e958ad6f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キース | 作成日時:2023年3月28日 23時