ベゴニアの花束【RAB】【DRAGON】 (ページ24)

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手と手ページ24

DRAGON｢あと…その、手引っ張っちゃったけど、痛かったりしなかったかな…？｣

｢いえ、全然大丈夫です！｣

DRAGON｢良かった…ごめんね、急にあんなことして…｣

｢いえいえ…｣

でも、さっきから、少し寂しく感じる。

手を離されたから、なのかな…

心臓がうるさくなるのも、身体が熱くなるのも、全て幸せな感覚なんだよな。

それは多分、隆一さんだから。

｢あ、の！｣

DRAGON｢ん？｣

｢その…家帰るまで、よ、良かったら…手、繋ぎませんか…？｣

DRAGON｢えっ、えぇっ!?｣

｢いや、その、変な意味とかじゃなくて…や、でも、さっきまで繋がってたのがとても嬉しかったので…｣

ちゃんと言葉にはできてないけど、それでも、想いは伝わってほしい。

DRAGON｢…手汗かいたら、ごめんね？｣

｢っ！それは、こっちのセリフです！｣

DRAGON｢ふふっ笑 …じゃあ、一緒に帰ろっか。｣

｢はい…！｣

繋ぎ直された手は、より一層温かく感じた。