自覚 ページ15
DRAGON「スー…スー…」
こんなに幸せそうに寝てたら、めっちゃ起こしづらくなるじゃん…笑
でも、今日は大事なコラボだし、仕方ない。
「隆一さん!起きてください!」
DRAGON「…んー?A…?」
「っ! お、おはようございます!連絡しても起きられなかったので、起こしに来ました!」
DRAGON「ありがとー…でも、この状態だと、一緒に寝たくなっちゃうなー…」
「っ!? い、今はダメですよ!」
DRAGON「今はダメってことは…別の日ならいいってこと…?」
「っ!?」
寝ぼけてるのか意識がはっきりしてるのか分からないくらい、DRAGONさんの言葉はいつもよりも甘い。
それよりも、寝ぼけてても本音の言葉でも、これ、めっちゃ照れる…
「…隆一さん、寝ぼけてますか?」
DRAGON「寝ぼけてないよー。だから、今の言葉も、この状態も、全部本気だよ?」
「!」
…それは、自惚れてもいいってことかな?
会う回数が増える度、想いも募っていたのは事実だ。
でも、もう少し覚悟を決めてからにしないと、自分の中でケジメがつかない。
なぜか悔しくなって、DRAGONさんの体を一瞬だけ抱きしめると、
DRAGON「へ、Aちゃん?」
「…別の日、楽しみにしててくださいね。」
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作者名:キース | 作成日時:2023年8月15日 9時